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空手道マウントフジジュニアチャンピオンシップ 女子59キロ超級で御殿場西高・片岡美月が優勝

スポーツ報知 / 2024年12月2日 7時0分

決勝で上段に蹴りを放つ御殿場西・片岡美月(右)

 「第3回空手道マウントフジジュニアチャンピオンシップ」が1日、御殿場市体育館で行われた。スポーツタウン御殿場推進協議会が主催したもので、男女個人組手に県内外から48選手が参加。女子59キロ超級では御殿場西高の片岡美月(1年)が優勝した。

 片岡美は今夏の全国高校総体団体組手優勝メンバー。10月の世界ジュニアにも出場しており、「地元開催なので絶対に優勝しよう」と誓っていた。準決勝では三つ子の姉・優月(1年)を破り、決勝も上段突きを次々と決めて、危なげなく5―0で優勝。「次は3月の全国高校選抜大会で個人戦と団体で優勝したい」と前を向いた。

 東京五輪で空手のイタリア代表が合宿したことをきっかけに、御殿場市は「空手のまちづくり」と掲げており、この大会も活動の一環。組手競技だけでなく、個人や団体による形の演武も行われ、多くの市民が拍手を送った。閉会式で御殿場市空手道連盟の菊池基会長は「この大会をオリンピックのレガシーとして育てていきたい」とあいさつした。(里見 祐司)

 〇…大会のMVPには、女子53キロ級で2連覇を飾った名取殊里亜(日本航空高2年)が選ばれた。浜松市出身で「自分の組手のスタイルに合っている」と山梨の強豪に進学。今年3月の全国高校選抜53キロ級で優勝し、今夏の全国総体(体重無差別)では3位に入賞している。この日の決勝も8―1と実力を発揮。「次は選抜で2連覇を」と誓っていた。

 〇…男子68キロ級では古俣登也(御殿場西高2年)が初優勝。決勝では先にポイントを取られたが、「気持ちでした」とラスト17秒から上段突きを連続で決めて逆転。さらに上段蹴り(3ポイント)で突き放した。藤枝市出身で、「小学生時代から空手の強い御西に行こう」と決めていた。来春の全国選抜には61キロ級で出場。「優勝を狙います」と気を引き締めた。

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