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バレーボール男子・ティリ新監督「ロス五輪で表彰台目指す」川合俊一会長「複数人の候補がいたが、全会一致」…会見

スポーツ報知 / 2024年12月2日 11時26分

ロラン・ティリ氏

 日本バレーボール協会は2日、男子日本代表の新監督に就任内定したロラン・ティリ氏のオンライン会見を行った。2021年の東京五輪で母国のフランスを五輪初の金メダルに導いた名将は「日本代表は大変すぐれた選手がそろった大変素晴らしいチーム。すぐれたチームを率いてまたこれまでよりもさらなる高みを目指すことは、大変名誉なこと。(28年)ロサンゼルス五輪では表彰台を目指して頑張ります」と決意を示した。

 会見に同席した日本協会の川合俊一会長は、選考理由について「複数人の候補者がいたが、全会一致。東京五輪で初めてフランスチームを金メダルに導いたことと、日本のバレー界としては世界最高の監督が日本のチーム(大阪B)の監督をしているので、日本人の気質や文化をよくわかっている」と説明。「実は私自身、同い年で現役時代も戦ったことがあります。頭脳的なプレーをするので、バレーが大好きだと感じていたが、そういう指導をする。期待値としては世界でメダルを取れるチームに引き上げてくれる。バンザーイという感じで、協会としては大喜びです」と胸を弾ませた。

 男子日本代表は、フランス人のフィリップ・ブラン前監督が率いた今夏のパリ五輪では、準々決勝で強豪・イタリアにフルセットで競り負け、目標のメダルには届かぬ2大会連続での8強だった。4年後の28年ロサンゼルス五輪では、1972年ミュンヘン大会金メダル以来、56年ぶりのメダル獲得へ、経験豊富な新指揮官がタクトをふるう。

 ◇ロラン・ティリ 1963年12月1日、フランス出身。61歳。フランス代表で406試合に出場。欧州選手権で2度のメダル獲得。五輪は88年ソウル、92年バルセロナ大会出場。2005、06年にチェコ代表監督を務め、12年からフランス代表監督。五輪は16年リオから2大会連続で指揮を執り、21年東京大会金メダル。20年からパナソニック(現大阪B)監督。

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