新語・流行語大賞、年間大賞は「ふてほど」 テレビドラマ関連は「じぇじぇじぇ」「倍返し」以来、11年ぶり
スポーツ報知 / 2024年12月2日 14時0分
今年話題になった言葉を選ぶ「現代用語の基礎知識 選 2024ユーキャン新語・流行語大賞」が2日、発表された。TBS系で今年1~3月に放送された連続ドラマ「不適切にもほどがある!」の通称「ふてほど」が「年間大賞」に選ばれた。
テレビドラマに関する用語が年間大賞を獲得したのは、「不適切ー」と同じく宮藤官九郎氏が脚本を担当したNHK連続テレビ小説「あまちゃん」の「じぇじぇじぇ」と、「倍返し」(TBS系日曜劇場「半沢直樹」)が選ばれた2013年以来、11年ぶり。近年は21年「リアル二刀流/ショータイム」、22年「村神様」、23年「アレ(A.R.E.)」と3年連続で野球界から選ばれていた。
俳優・阿部サダヲが主演した「ふてほど」は、コンプライアンス順守などいきすぎた「令和」に対し、「昭和」からタイムスリップした市郎(阿部)が現代人を諭すシーンが多くあり、世代問わず、多くの視聴者の心をつかんだ。「チョメチョメ」などといったワードも話題となった。また、同作で昭和の不良少女を演じた女優・河合優実がブレイクするなど、放送終了後も注目を集めた。
選考委員のやくみつる氏は「流行語大賞と親和性があると思い、あえて選んだ」と説明。「かつては『イッキ!イッキ!』とか、一気飲みを思わせるような負の言葉が受賞していましたが、すでにコンプライアンス上の問題で(同様の言葉を選ぶのは)難しくなった」とし「コンプラギリギリで世に問うたドラマで、逆説的に世に問うてくれた言葉。選んだ側の自戒の念も含んでいます」と評価した。
大谷翔平選手が達成した1シーズン50本塁打・50盗塁を指す「50―50」はトップ10に入ったものの、「リアルー」以来の3年ぶりの大賞を逃した。
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