吉本興業所属で史上初、浪曲師でも初の人間国宝認定に京山幸枝若「何でも初めてというのは、うれしいもの」
スポーツ報知 / 2024年12月2日 16時51分
重要無形文化財各個認定保持者(人間国宝)に指定された浪曲師・2代目京山幸枝若(きょうやま・こうしわか)が2日、京都市内で認定式に出席し、その後の笑顔で会見した。
浪曲(浪花節)の世界からは初めてで、創業113年目の吉本興業所属の芸人でも初の快挙。認定式は「緊張しましたが、うれしさの方が先立った」と会見で報告。「各大衆芸能では(人間国宝は)おられましたが、浪曲では名人の方がたくさんおられたのに不思議」と語りつつ「この若さ(70歳)でね…」と至芸の深みを表現した。
吉本史上初の認定には「何でも初めてというのは、うれしいもの」。1980年代の漫才ブームの時は、浪曲への世間の関心が薄れて「やめようなかと思ったことも」あったが「吉本では今、こんなものが流行っていると勉強になった。度胸が付きました」と振り返った。
1971年に父の初代幸枝若に入門。福太郎から04年に2代目を襲名した。浪曲の魅力は「和製ミュージカル。自分で歌って物語を演じる。こんなに面白い芸はない」と胸を張った。一方、浪曲の継承、若手育成が課題。「だいぶ衰退して、若い人も少なくなってきた。浪曲塾を作りたい」と今後の夢を語った。
今月12日には大阪・なんばグランド花月(NGK)で、襲名披露以来となる20年ぶりの本公演に出演。来年2月28日にはNGKで認定記念公演を行う。会見の司会を進行し、父の落語家・月亭八方が幸枝若の浪曲教室に通っている月亭八光が「人間国宝になった途端、吉本の偉いさんが寄ってきた」とジョークを飛ばすと、幸枝若は「手のひら返し。でも、うれしい」と切り替えして、会場を笑いに包んだ。
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