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「ふてほど」続編にも意欲…TVドラマ関連11年ぶりの流行語大賞、阿部サダヲ「また頑張りたい」

スポーツ報知 / 2024年12月3日 6時0分

受賞に笑顔の阿部サダヲ(前列左から4人目)と北口榛花(同3人目=カメラ・小泉 洋樹)

 今年話題になった言葉を選ぶ「現代用語の基礎知識選 2024ユーキャン新語・流行語大賞」が2日に都内で発表され、TBS系で今年1~3月に放送された連続ドラマ「不適切にもほどがある!」の通称「ふてほど」が「年間大賞」に選ばれた。テレビドラマに関する用語が年間大賞を獲得したのは、13年の「じぇじぇじぇ」「倍返し」以来11年ぶり。候補だった「50―50」をかわした。

 授賞式には主演の阿部サダヲ(54)が出席。大賞の報とともに登壇し「ここでの発表の少し前にネットで大賞が出ていて、すでにLINEでお祝いメッセージが届いていた。これも時代か…」と苦笑い。司会者から「受賞の言葉を、不適切じゃない言い方でお願いします」とむちゃぶりされ「…何言っているんですか?」と適切なツッコミで返した。

 個人的な流行語を聞かれると「え…今年一番言った言葉ですよね…」と考え「『背中痛~い』かな。年々痛くなるんですよ」と珍回答。「来年はリハビリから始めて…って、重くはないからあんまり記事にしないでください!」と笑わせた。さらに「『じぇじぇじぇ』以来ということで、また宮藤官九郎さん脚本。すごいな宮藤さん」と驚きの表情。「続編があれば、また頑張りたい」と意欲を示した。

 「ふてほど」は、コンプライアンス順守など、いきすぎた「令和」に対し「昭和」からタイムスリップした男が巻き起こす騒動を描いた物語。阿部演じる主人公が現代人を諭すシーンが世代問わず多くの視聴者の心をつかみ「チョメチョメ」などの言葉も話題となった。

 選考委員のやくみつる氏は「流行語大賞と逆説的に親和性があると思い、あえて選んだ」と説明。「初期の流行語大賞の中には、コンプライアンス上使えないものが結構ある。『イッキ!イッキ!』(85年)とか、今はもってのほかの状況」とした上で「『ふてほど』は、あえてコンプラギリギリで世に問うたドラマ。流行語大賞をも世に問うてくれた言葉だった」と評価した。(樋口 智城)

上脇教授、兵庫・斎藤元彦知事を告発後→「裏金問題」で流行語大賞表彰式リモート出席

 上脇博之神戸学院大教授はこの日、都内で行われた流行語大賞表彰式に「裏金問題」の受賞者としてリモートで出席。「午前中に斎藤さんという兵庫県知事を刑事告発して記者会見もありましたので、伺うことができませんでした」とリモート理由を述べた。

 自民党派閥の裏金問題については「90名の裏金議員、元議員の方が一番受賞者としてふさわしいのですが、そろうことが難しい」と苦笑い。「政治資金収支報告書を常にチェックしていることが政治家にとって効果的。簡単にホームページで3年分アクセスできるので、みなさんで地元の政治家や市長、地方議員をチェックしてみてください」と国民総動員の汚職防止法を披露した。

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