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杉良太郎「ペットも家族。優しい気持ちで」、伍代夏子はペットとの同室避難訴え「コツコツと」、第3回杉友寄席

スポーツ報知 / 2024年12月5日 5時0分

杉友寄席に出席した(左から)金原亭馬太郎、林家正雀、吉原朝馬、杉良太郎、伍代夏子、古今亭志ん彌、古今亭雛菊(カメラ・小泉 洋樹)

 歌手で俳優の杉良太郎(80)が4日、東京・紀尾井小ホールで席亭を務める「第3回杉友(さんゆう)寄席」を開催した。

 「杉友寄席」は、杉が主演ドラマ「大江戸捜査網」(1970~74年)で共演していた古今亭志ん駒さん(2018年死去、享年81)から若手落語家の収入、稽古場不足の実情を聞き「何か役に立てることはないか」と思案。二ツ目の落語家の応援を目的に、81年に自宅を開放して実施した。

 昨年6月に、41年ぶりに復活し、第1回は「詐欺を斬る」、第2回は「笑って健康落語」がテーマ。今回は「防災」をキーワードに、伍代夏子(62)が人とペットが安心して同じ室内に避難できる社会を目指す「りく・なつ同室避難推進プロジェクト」のアンバサダーを務める縁で「動物にまつわるお話」を中心とした落語会となった。

 杉と伍代は、2匹のカニンヘンダックスフントのりく・そらを飼うが、杉は同プロジェクトについて「同室避難は自治体が許可するそうですが、ペットも家族。『ペットを置いて避難しなさい』と言ったって(難しいよ)ね。東日本大震災の時、馬も何も(多くが)死んじゃったんです。先進国としては、もう少し考えてやったらと思う。優しい気持ちを皆さん酌んでいただいて」と理解を求めた。

 杉と被災地支援を続ける伍代は「『ペットと一緒に避難できない』というお声をたくさん聞きました。放っておけないから、と倒壊寸前のおうちに戻って二次被害に遭ったり。一緒に避難できる場所がないから、と車中泊をして体調を崩したり。そういう話を聞くと、ものすごく身につまされる思いがした」と説明。「動物が嫌い、アレルギーがあるという方もいる。そこは理解しあって。ペットを連れていける避難所を作っていただけませんか?というお願いを始めたところです。すぐにうまくいかないけど、コツコツと」と力を込めた。

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