【広島】来季巻き返しへ選手会長が１時間半ロング交渉 暑さ対策の日程考慮など３０項目の環境改善求めた

契約公開後に会見した広島・堂林翔太

　広島の堂林翔太内野手（３３）が４日、選手会長として２０～３０項目の要望を球団に伝えたと明かした。多くの選手が訴える暑さ対策の日程考慮や、打撃ケージの日よけ設置のほか、リクエストの際の球場内カメラの精度向上など。この日のマツダ内での契約交渉は、約１時間半に及んだ。「自分の話は少しだけ。姿勢はもちろん、もっと言葉で引っ張っていけるところはあった」とチームリーダーとして反省。４位からの巻き返しに向けた環境改善を求めた。

　今季は開幕４番もシーズン１本塁打のみ。「本当に情けないシーズンだった」と打撃成績はすべて昨季を下回り、４００万円減の年俸６０００万で契約更改した。今オフ、球団は自身と同じ右打者で一塁、外野のポジションも重なるモンテロ、ファビアンを獲得。「あと５年できるのか、１年で終わるのかという大事なシーズン」と背水の覚悟で１６年目に臨む。（畑中　祐司）