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【阪神JF】2連勝中の逃げ馬が前走と同じ調教パターンで万全の状態 田島調教師「良い感じで調整ができた」

スポーツ報知 / 2024年12月5日 6時0分

シャープに伸びたテリオスララ

◆阪神JF追い切り(4日・美浦トレセン)

 追い切りは、1週前に負荷をかけ、当週は余裕を持たせ整えるパターンが基本的。だからこそ、当週は前週からどう上がってきているかが重要なポイントの一つだが、テリオスララの動きは明らかに上昇カーブを描いてきていた。

 追い切りは美浦・Wコースで単走。大きく先行する僚馬を目標に、大きなストライドでしっかり折り合いスムーズに加速。直線に入ると並ぶ間もなくかわし、シャープに動いて6ハロン83秒0―11秒3を馬なりでマークした。

 11月27日の1週前はMデムーロ騎手が栗東から駆けつけ、同じWコースで併せ馬を行い、5ハロン69秒7―12秒0(重馬場)で半馬身遅れた。もちろん、初タッグの鞍上が感触を確かめるように乗ったこともあって遅れは心配ないものだったが、それと比べ、動きの質は間違いなく上がった。

 直前での単走追いは、牡馬を圧倒した前走の萩Sの調教パターンを踏襲したもの。「再現力」を発揮し、G1の舞台に最高の状態に仕上げてきたことが分かる。田島調教師も「良い感じで調整ができた」と納得した。

 2連勝はいずれも逃げて上がり最速(2走前はタイ)を計時したように、一介の逃げ馬ではない。動きからは、2歳女王への確かな手応えを感じられた。(松末 守司)

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