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日本ランク入り目指す落合壱星が渾身の左ボディーでTKO勝ち 再起後は絶好調の3連勝 

スポーツ報知 / 2024年12月4日 22時9分

KO勝利を喜ぶ落合(左)と小林会長

◆プロボクシング▽バンタム級(53・5キロ以下)8回戦 ○落合壱星(TKO5回2分51秒)ダンリック・スマボン●

 日本ランク入りを目指す落合壱星(24)=セレス=が、左ボディー一発で相手を仕留め3連続KO勝利に花を添えた。フィリピンスーパーフライ級5位ダンリック・スマボン(25)=フィリピン=を相手にゴング直後はプレッシャーを受け、苦戦を強いられる展開。それでも5回にサウスポースタイルから渾身の左ボディー。苦痛に顔をゆがめたスマボンがリングに倒れ込むと、レフェリーは試合をストップした。

 「ボディーを練習していてよかった。それ以外は何もできなかった。いつも通り遠い距離でジャブを当ててカウンターを狙っていく作戦でしたが、うまくいかなかった」と反省を口にしたが、最後はしっかりKO勝利でのフィニッシュに顔には余裕の笑みがこぼれていた。

 愛媛・新田高時代に国体のバンタム級で準優勝。大学には進学せずプロを志望。「サウスポーの強い選手が多い」という理由から、自ら元WBA世界スーパーフライ級王者・セレス小林こと小林昭司会長のセレスジムを選び入門した。一昨年6月の池側純戦で8回TKO負けし、ボクシングを離れたが、「このままではもったいない」と1年後に再起。その甲斐あって2024年は3戦3連続KO勝利。対戦相手のスマボンは過去19戦で一度もKO負けのないタフガイ。その選手を倒したことで「いい勝ち方だった。これで日本ランク入りするでしょう」と、愛弟子の勝利に小林昭司会長の舌も滑らかだ。

 来年は4月に試合が予定され、その後は10月に愛媛での凱旋試合を行う計画。故郷に錦を飾るためにも「来年は日本ランク上位を目指す」と、力強く決意表明した。

 戦績は落合が6勝(5KO)1敗、スマボンは13勝(9KO)6敗1分け

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