千坂紗雪アナ 高校野球に求められるチームの「多様性」…仙台放送アナウンサーコラム「書ける」
スポーツ報知 / 2024年12月5日 7時30分
先月「仙台放送Live News イット!」(月~金、午後3時45分~午後7時、宮城県内のニュースは午後6時9分~)で「高校野球の新たな取り組み」について特集しました。「甲子園」などで注目を集める高校野球ですが、硬式野球部員数は20年前と比べ全国で3万人以上、宮城県では600人以上減少しています。その背景には、少子化や競技としての難しさなどがあると言われています。そうした中、最近野球部員の数を増やしているという加美農業高校野球部を取材しました。
加美農はここ15年、夏1勝から遠ざかっています。2017年には部員数が2人となり、連合チームで公式戦に出場しました。そんな廃部の危機にあったチームを復活させたのが19年に就任した佐伯友也監督です。野球の技術だけでなく、自分自身が成長できるチームであることをアピールし、今では3学年合わせて26人と単独チームで公式戦に出場できるまでになりました。部員の約3割が野球初心者ですが「挑戦の機会を与えてもらっている」「野球を続けていてよかった」と成功体験や達成感を得ながら活動できているようでした。
チームの勝利とともに重きを置かれるようになっている選手個人の成長。佐伯監督はこれからの高校野球のあり方について、「高校野球は『こうあるべき』という固定観念を取り払い、誰でも挑戦できる環境をつくっていくことが大切」と話していました。甲子園を本気で目指す学校があれば、そうでない学校があってもいいという考え方です。
今夏の宮城大会では10校が連合チームとして出場するなど、チーム存続の岐路に立つ高校が増えています。野球をやりたいという子どもたちがその思いを実現させるためには、受け入れるチームの多様性も今後は求められていくのかもしれません。
(今回で仙台放送アナウンサーコラムは最終回となります。長い間、ありがとうございました)
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