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鈴木なな子「自分からアグレッシブにいく」移籍初戦の前日計量クリア…7日ゴング タイ国王者と対戦

スポーツ報知 / 2024年12月6日 16時9分

前日計量をクリアした鈴木なな子(左)とクンラテダー・クワサノウ

◆プロボクシング ▽女子ライトフライ級(48・9キロ以下)6回戦 鈴木なな子―クンラテダー・クワサノウ(7日、東京・後楽園ホール)

 元女子日本ミニマム級(47・6キロ以下)王者でWBA世界同級5位・鈴木なな子(横浜光)が6日、東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、リミットから300グラムアンダーの48・6キロで一発クリアした。対戦相手のタイ国ライトフライ級王者クンラテダー・クワサノウ(タイ)は規定体重より600グラム軽い48・3キロでパスした。

 戦績は25歳の鈴木が8勝(2KO)3敗、17歳のクンラテダーが7勝(3KO)3敗。

 計量後、「コンディションはバッチリ?」という問いかけにうなずいた鈴木は「明日はドンドン前に出て、アグレッシブにいきたい」と意欲を口にした。後楽園ホールでの試合は昨年6月の松田恵里(TEAM 10COUNT)戦(判定負け)以来、1年半ぶり。「来るのが久しぶりで、帰ってきたなという感じ」と口元を引き締めた。

 3月、韓国での再起戦でホ・ウニョン(韓国)に2回終了TKO勝ちを収めたあと、三迫ジムから横浜光ジムへ移籍した。「いくつか理由はありますが、環境を変えたかった」という。横浜光ジムでは専任トレーナーはつけておらず、世界挑戦経験のある高橋竜平、元東洋太平洋バンタム級王者・千葉開両トレーナーらが中心となって指導に当たり、男子相手のマスボクシングや出稽古でのスパーリングなどで腕を磨いてきた。「週1回は出稽古に行っています。練習は充実しているし、すごく楽しい」と笑顔を見せた。

 石井一太郎会長によると、元世界2階級制覇の畑山隆則やWBA世界ミニマム級王者・新井田豊ら4人の世界王者をはじめ、赤穂亮や松永宏信ら多くの名ボクサーを送り出した名門・横浜光ジムでは「プロライセンスを持っていた女子ボクサーはいたが、選手として試合に出る女子ボクサーは初めて」となる。「プロとして自分を売り出さないといけないという意識を持っていて、意気込みも感じる。今日もしっかり髪の毛を整えて計量に臨むなどプロ意識が高い。ジムのほかの選手にもそういう姿を見てほしい」という。

 鈴木は4歳から新極真会で相手に直接打ち込むフルコンタクト系空手を始め、成立学園高時代に「ボクシングをやったら楽しかった」とボクシングの道に進み、高2の時に全関東大会の女子軽量級で優勝。高3の17年5月にワタナベジムからプロデビューし、判定勝ちで飾った。その後、立教大コミュニティ福祉学部に進学。19年1月に三迫ジムに移籍し、21年12月に女子日本ミニマム級のベルトを奪取した(初防衛に成功した後、ステップアップを目指し王座を返上した)。

 クンラテダーはタイのライトフライ級王者。「映像は見ました。情報はトレーナーとも共有しています。タイミングとかが違うのでやりづらいかなと思うけど、やってみないと」と鈴木。「ドンドン前に出て、自分からアグレッシブにいきたい。試合を見ていて面白いと思われるような、自分から勝ちに行けるような選手になりたい」と意欲を示した。

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