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三代大訓6回TKOでV2に成功 強豪・丸田陽七太退け「2025年は勝負の年にしたい」

スポーツ報知 / 2024年12月7日 21時50分

3回、丸田陽七太を攻める三代大訓(左、カメラ・岡野 将大)

◆プロボクシング▽日本ライト級(61・2キロ以下)タイトルマッチ10回戦 ○王者・三代大訓(TKO6回終了)同級3位・丸田陽七太●(7日、後楽園ホール)

 日本ライト級チャンピオン・三代大訓(30)=横浜光=が圧巻の内容で2度目の防衛に成功した。日本同級3位・丸田陽七太(27)=森岡=の挑戦を受けた三代は、開始のゴング直後から相手の動きをじっくり見て左ジャブをヒット。初回終了時点で「これならいける」と早くも勝利を確信。その後も確実にパンチをヒットすると、6回終了後に丸田が右目の負傷で棄権を申し出たことでTKO勝ちした。

 「30歳になって、ゆっくりやっていく時間もあまりない。強い選手とやっていきたいので、今回はランキングの中で一番強い選手を指名した」と、その強い丸田に快勝し、充実した表情を浮かべた。脂の乗りきった王者だ。挑戦者対策として本来の構えよりも、相手との距離がやや遠くなる後ろ重心で構えた。遠くなった分、丸田は前に出て打たなければならない。その前に出てきたところでパンチをヒットする「誘い込み」の戦略がズバリ的中しての勝利だった。

 注目される次戦に関しては「ターゲットは一択です。統一戦をやるしかないと思っている」と、かつての同門で東洋太平洋&WBOアジアパシフィック二冠王者・宇津木秀(ワタナベ)との地域タイトル3冠戦を希望。そして、究極の目標としては「世界の話がくればベルトを返上して挑戦したい」と、IBFの世界ランクでは9位までアップした。「今年は日本王座を取って2度防衛できた。2025年は勝負の年にしたい」と、強い決意を響かせた。

 戦績は三代が17勝(6KO)1敗1分け、丸田は14勝(10KO)3敗1分け。

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