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羽生結弦さん「本当に綿密に計算しながら作った」10分超のピアノプログラム 一問一答(3)

スポーツ報知 / 2024年12月8日 5時30分

公演中に笑顔を見せる羽生結弦さん(カメラ・中島 傑)

 プロスケーターの羽生結弦さんが出演・制作総指揮アイスストーリー第3弾「Yuzuru Hanyu ICE STORY 3rd “Echoes of Life” TOUR」が7日、さいたまスーパーアリーナで開幕した。単独公演は2時間半を超え、会場を埋め尽くした超満員1万4000人の観客を魅了した。この日は羽生さんの30歳の誕生日。「ハッピーバースデー」の大合唱で祝福された。

 ◆公演後の羽生さんの一問一答3

 ―今回、映画のような映像を多用されていた。撮影に要した時間はどれくらいか。元々スクリーン上の演技や仕事に挑戦したかったのか

 「あー、なるほど。まず、ちょっと後ろの方の質問からなんですけど、1回僕、映画に出演させていただいたことがあって。で、お芝居というものをさせていただいたんですけど、本当に、あ、向いてないなって思ったんですね、その時に。だからなんだろう。映画に出たいとかそういう気持ちは全然なくて。なんかただ、NOVAという主人公に対して、演じるということに関しては何も違和感がなかったというか。やっぱり自分が綴った物語であって、自分がその、完全に入り込める主人公を描いているので、そこに関してはやっぱ自分が演じないといけないなっていう感覚ではいました。で、撮影に要した時間なんですけど、えーっとお…丸2日と…でも3日間ぐらいかけてですかね。丸2日間ずっとやって、で、半日ぐらいやって、もう1回半日撮ってみたいなことと、プラスそのナレーション取りをしなきゃいけないので、ナレーション撮りでもまた2日かけて撮っているので、大変でした(笑)」

 ―選曲のこだわりと表現のこだわり

 「『RE_PRAY』が結構、ゲーム寄りに作っていったので、なんかその、新プロを作りつつも、割とクラシカルなものを結構やりたいなっていう気持ちがあったのと、また、今回のテーマ的にも、哲学ということを割とテーマにしていたので、なんかピアノの旋律であったり、気持ちが凛とするような曲たちを割と多めに選曲はしています。で、その中で、例えば、自分がそのストーリーを描く中で、ここは戦いたいところだなとか、ここは芯を持つべきところだなとか、ここは言葉をそのまま使いたいところだなとか、そういったことを色々考えた中で、色々選曲をこだわっていったっていう感じですかね。今回、とにかく一番悩んだのは、1、2…1、2、3、4…5番目かな? 5番目の曲の、ピアノのクラシックの連続のところからの『バライチ』っていうのがすごく、今までやったことのない、1回もはけないで、30秒間ずつぐらいで、ずっとプログラムを演じ続けるみたいなことをやっているんですけど。あそこは清塚信也さんと一緒にクラシックのことも勉強して、どういう意味を込めて弾きながら、また、僕も、ジェフリー・バトルさんに振り付けを頼んでいるんですけど、ジェフとも色々、こんなイメージで滑りたいっていうことを本当に綿密に計算しながら作った、本当に10何分間のプログラムですね」

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