神戸、クラブ初のＪ１連覇！ ３得点＆無失点 王者の試合運びで貫禄の自力Ｖ

ゴールを決めた神戸・武藤嘉紀（カメラ・岩田　大補）

◆明治安田Ｊ１リーグ▽最終節　神戸３―０湘南（８日・ノエビアスタジアム神戸）

　神戸が初優勝を果たした昨季に続き、クラブ史上初の連覇を達成した。

　試合開始からＭＦ武藤嘉紀、ＦＷ大迫勇也を中心に相手ゴールを脅かす場面を多く演出した。前半２６分、右サイドからのクロスのこぼれ球に、ゴール前で混戦となったところをＦＷ宮代大聖が無人のゴールに流し込んで先制。同４３分にはＧＫ前川黛也からのロングフィードを大迫が頭で流し、途中出場のＦＷ佐々木大樹が折り返したところを、再三チャンスを演出していた武藤が左足で決め、２点リードで前半を折り返した。

　後半２５分には、右CKから大迫がつないだボールにＭＦ扇原貴宏が左足を振り抜き、ゴール右奥へ突き刺した。サポーターも総立ちのゴールで３点目。その後も失点は許さず、クラブの新たな歴史を知らせる試合終了のホイッスルが鳴った。

　前節終了時点で勝ち点１差で広島、同３差で町田がつけ、最終節で３チームに優勝の可能性が残されていたが、勝利で快挙を成し遂げた。