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【カペラS】チカッパ上がり最速の脚で追い込むも6着 中竹調教師「完璧に乗ってくれたんだけどね」

スポーツ報知 / 2024年12月8日 16時42分

チカッパ

◆第17回カペラS・G3(12月8日、中山・ダート1200メートル、良)

 ダートの短距離重賞は15頭(エスカルは出走取消)で争われ、1番人気のガビーズシスター(牝3歳、美浦・森一誠厩舎、父アポロキングダム)がゴール前で差し切り、2勝クラスからの3連勝で重賞初制覇を飾った。勝ちタイムは1分10秒1。ダートでは6戦5勝2着1回となった。

 吉田隼人騎手は今年4月に落馬負傷。長期休養となり10月に復帰後、初の重賞タイトルとなった。今年開業の森一調教師はJRA重賞初挑戦で、うれしい重賞初制覇。

 2着は7番人気のクロジシジョー(浜中俊騎手)、3着は9番人気のジレトール(大野拓弥騎手)が入った。

 ダート1200メートルの交流重賞を2勝し、前走のJBCスプリント・Jpn1は2着で2番人気だったチカッパ(横山典弘騎手)は、4角11番手から上がり3ハロン最速の35秒7で追い込むも6着だった。

 中竹和也調教師(チカッパ=6着)「完璧に乗ってくれたんだけどね。時計的には走れているけど、動きたいところでスッと動けず少しもたもたした。その辺りは斤量かな」

 三浦皇成騎手(インビンシブルパパ=7着)「このメンバーなのでこの(ハイ)ペースは分かっていた。これからを見据えて、いろんな経験をさせたくて砂をかぶる位置を取りました。展開ひとつで着が変わるようなメンバーでしたね。まだ成長途上の中でこれだけ走れたので、未来が楽しみです」

 菱田裕二騎手(ナムラフランク=8着)「ポジションはプラン通りでしたけど、ペースが速くタフなレースになりました。経験のないペースだったけど、これがいい経験になってくれれば」

 横山武史騎手(インユアパレス=9着)「個人的には枠がいいと思っていたので、その利を生かしてうまく立ち回れたと思います。着順ほど差もないし、メンバーがそろっていたけど重賞でもやれるところを見せてくれました」

 藤懸貴志騎手(クインズメリッサ=10着)「状態がすごく良くて、スタートも決まってこの馬なりにスムーズな競馬ができました。重賞で周りは速かったですが、最後は詰めているので、初の重賞を思えば頑張ったと思います」

 川又賢治騎手(イスラアネーロ=11着)「いきっぷりがすごくて、テンションも高かったですね。レースの幅は広がりましたが、力的には工夫した競馬が必要だと思っています。今後はゆっくり力をつけていければと思います」

 岩田康誠騎手(スズカコテキタイ=12着)「いつもより道中でついていった分はあるけど、4コーナーまでトモが入らない状態だった。直線でためられない状態だった。最後まで頑張ってくれてはいるけど…」

 田辺裕信騎手(テイエムトッキュウ=13着)「オーダー通りには乗れました。同型もいたんで仕方ないですね…。展開が向いたときにらしさがでると思います」

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