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早朝便でタイから帰国の青木真也、“駆けつけ電流爆破”出場も「このルールじゃない普通のプロレスのルールで…」

スポーツ報知 / 2024年12月8日 19時40分

“駆けつけ参戦”の電流爆破マッチで西村修とともに大仁田厚の腕を極める青木真也(カメラ・中村 健吾)

◆FMWE年内最終戦「TO DO IS TO BE」大会(8日、横浜・鶴見青果市場)

 この日の早朝便でタイから帰国したばかりの格闘家・青木真也(41)が「邪道」大仁田厚率いるFMWE今季最終戦に“駆けつけ参戦”した。

 「バカサバイバー」として各団体で激闘を展開中の青木は大会前日の7日にタイ・バンコクでの格闘技イベント「ONE Fight Night26」に出場。柔術家・コール・アバテ(米国)に1ラウンド一本負けを喫したものの、その足でタイを発ち、翌朝に帰国。羽田空港からそのまま横浜の会場に駆けつけた。

 メインイベントの「原点回帰」と名付けられたノーロープ有刺鉄線+ジャイアント電流爆破バットデスマッチに「無我軍」の西村修、竹村克司と組んで出場。大仁田、雷神矢口、マンモス佐々木組と激突した青木。

 当初、西村のパートナーとして因縁の藤波辰爾招聘に動いていた大仁田だが、「藤波さんの返事がまったくなかったのであきらめた」と断念。Xとしていた第三の男として急きょ参戦が決まったのが青木だった。

 タイでのグラップリングルールから電流爆破デスマッチにイエローの道着姿で登場の青木は序盤から大仁田を有刺鉄線に叩きつけ、爆破させるなど大暴れ。西村とコンビで大仁田の両腕を極(き)め、悶絶させる場面もあった。

 しかし、最後はパートナーの竹村が大仁田と矢口に電流爆破バットでサンドイッチ爆破され、黒星を喫した。

 敗北もステージ4の食道がん闘病中の西村との初タッグに手応えを感じた様子の青木はバックステージで「大仁田さんと絡んじゃダメだ。まんまとハメられた~」とニヤリ。

 隣の西村に対して、「このルールじゃない普通のプロレスのルールでやってみたいと思いました」と言うと、西村も「青木選手と対角に立ってやらせていただけるなら、もっと、コンディションを整えたい」ときっぱり。この言葉に総合格闘技と電流爆破の垣根を超えて世界を駈け抜ける「バカサバイバー」は満足げな笑顔を浮かべていた。(中村 健吾)

 ◆全成績

 ▽タッグマッチ15分1本勝負

 〇パンディータ、FMWEショッカー(7分06秒 逆さ抑え込み)工事現場の親父、BONITA●

 ▽スリーウェイダンス20分1本勝負

 〇谷口裕一(7分39秒 横入り式エビ固め)佐野直●

 ※もう1人はドRaえもん

 ▽ミックスドタッグマッチ20分1本勝負

 〇リッキー・フジ、寧々∞D.a.i(7分19秒 片エビ固め)ミス・モンゴル、ワイルド・ベアー●

 ▽ミックスドタッグマッチ20分1本勝負

 〇怨霊、ラム会長(9分54秒 合体抑え込み)バラモン・シュウ、バラモン・ケイ●

 ▽ファイヤーデスマッチ 30分1本勝負

 〇櫻井匠、長谷川一孝(14分54秒 ムーンサルトプレス→片エビ固め)ミスター・ポーゴ、モンスター・レザー●

 ▽「原点回帰」ノーロープ有刺鉄線+ジャイアント電流爆破バット 時間無制限1本勝負

 〇大仁田厚、雷神矢口、マンモス佐々木(10分23秒 電流爆破バット・サンドイッチ殴打→体固め)西村修、青木真也、竹村克司●

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