1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

男子800メートル日本記録保持者の落合晃、卒業後は駅伝の強豪・駒大へ 新天地から来年の東京世界陸上を目指す

スポーツ報知 / 2024年12月9日 6時0分

落合晃

 陸上男子800メートル日本記録保持者の落合晃(こう、18)=滋賀学園高3年=が卒業後、駅伝の強豪・駒大に進むことが8日、分かった。

 落合は今年6月の日本選手権を制覇すると、7月の全国高校総体(福岡)で1分44秒80の日本新記録で連覇を達成。2014年に川元奨、21年に源裕貴がマークした日本記録(1分45秒75)を約1秒、大幅に更新した。さらに8月はU20世界選手権(ペルー・リマ)で同種目日本勢初の決勝に進み銅メダル。快挙を達成し続ける、日本中長距離界の逸材だ。

 来年、東京で行われる世界選手権を直近の最大目標に掲げており、U20世界選手権帰国時の取材では「出場だけではなく、入賞や、メダル獲得できる選手になりたいです」ときっぱり。参加標準記録(1分44秒50)へも「タイムが上がりましたが、目指すことに変わりはない。(記録を)切って、しっかり世界陸上に出場したいです」と頼もしく話していた。

 駒大は昨年の箱根駅伝で優勝し同校初の大学駅伝3冠を達成。学生3大駅伝は歴代最多29勝を誇る駅伝の名門だ。落合は同取材で「今は800メートルとか1500メートルの競技を頑張りたい気持ちがあります」とし、「箱根駅伝はずっと小さい頃からテレビで見ていました。長距離ですが、すごくあこがれもあります」とも話していた。

 並々ならぬ向上心が、落合の強さだ。6月の日本選手権では、前日本記録保持者の川元に1秒以上の差をつけて優勝も、パリ五輪の参加標準記録(1分44秒70)に届かず、フィニッシュ直後は地面をたたいて悔しがった。U20世界選手権では銅メダルの快挙を達成したが「優勝を目標にしていたので、銅メダルで悔しい部分はあります。メダル獲得できたことは素直にうれしいですが、世界と勝負するにはまだまだ」と話す。前だけを見つめる、頼もしい18歳。落合が、学生長距離界の名門校でさらにパワーアップする。

◇落合 晃(おちあい・こう)2006年8月17日、滋賀・高島市生まれ。18歳。今津中から陸上を始め、22年に滋賀学園高に進学。1年時の全国高校駅伝は2区(3・0キロ)出走。800メートルは2年時に全国高校総体(インターハイ)初優勝。3年時の24年4月に行われたU20アジア選手権優勝。同6月に日本選手権初制覇。同7月に全国高校総体で1分44秒80の日本新記録をマークし2連覇。同8月のU20世界選手権で銅メダル。1500メートルの自己ベストは3分47秒56。165センチ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください