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佐々木朗希に即ラブコール送ったメジャー6球団 日本が誇るレジェンド右腕も獲得交渉に“直接出馬”か

スポーツ報知 / 2024年12月11日 5時0分

 米大リーグの球団幹部や代理人などが一堂に集うウィンターミーティング(WM)が9日(日本時間10日)、米テキサス州ダラスで初日を迎えた。ロッテがメジャー移籍へのポスティングシステムの申請完了を発表した佐々木朗希投手(23)に関し、早くもラブコールが殺到した。交渉可能期限は米東部時間10日午前8時(同10日午後10時)から、同25年1月23日の午後5時(同24日午前7時)までの45日間。「25歳ルール」が適用され、契約締結は来年1月15日(同16日)以降になることが確実だ。

 いよいよ佐々木の争奪戦が開戦する。メジャー入りを目指すポスティングの申請が完了し、10日(日本時間11日)から交渉が解禁される。25歳以下のため、マイナー契約しか結ぶことができず(メジャー出場は可能)、契約金を各球団に割り当てられた「国際ボーナスプール」内でやりくりする必要があり、15日に24年分がリセットされる。移籍決定のXデーは、同プール金が25年分となる来年1月15日から期限の23日(日本時間24日)となることが確実だ。

 この日のWMでは20球団の監督が取材に応じたが、早くも能力を高く評価したラブコールが相次いだ。パドレスはダルビッシュを“直接出馬”させる意向も示した。

 ドジャース・ロバーツ監督「何も言えないけど、非常に才能があるとは聞いている」

 パドレス・シルト監督「このチームに佐々木がいれば本当にいいと思う。私たちは(争奪戦で)いい位置にいる。ダルビッシュをトレードで獲得し、松井も取った(プレラー)GMがいる。野茂だってチームの一員だ」

 Rソックス・コーラ監督「好投手だ。若くて、剛速球を投げる。最高級のレベルで投げ、日本代表としても成功してきた。右でも左でも好投手ならほしい」

 エンゼルス・ワシントン監督「間違いなく素晴らしい投手」

 MLB公式サイトでも朗希のポスティング申請は伝えられ、ドラフト対象外の若手選手を順位付けした国際プロスペクト(有望株)ランキングでは日本人で唯一トップ50に入り、24、25年で1位に輝いた。ドジャースが最有力候補で、パドレスなどが追いかけるという見方は強いが、大型契約は事実上不可能なため資金力で劣る球団にも獲得チャンスはあり、全30球団の激しい争奪戦が確実だ。

 既に佐々木も極秘で渡米したという情報もある。申請が完了し、各球団との交渉解禁となる中で、まずは代理人を務めるジョエル・ウルフ氏と打ち合わせを行うのが自然な流れだろう。11月17日にはZOZOで行われたファン感謝イベントでマイクを持ち、「これまでいただいた熱いご声援、厳しい激励も全て力に変えてアメリカで頑張ってきます」と決意を口にした朗希。早くもメジャー球界の中心になっている。(安藤 宏太)

 ◆25歳ルール メジャーでは海外選手の青田買いを防ぐため、25歳未満の海外選手を獲得する場合、各球団ごとに割り当てられた「国際ボーナスプール」内に予算が制限される。多くの球団が24年度分の枠をすでに使っており、残額は最多のドジャースが250万2500ドル(約3億9000万円)。使い切って0ドルの球団もある。25年度分に切り替わる1月15日(日本時間16日)を過ぎれば、新たな枠が開放され、最大で約755万5500ドル(約11億7000万円)を持つ球団も現れる。

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