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輪島功一さんの孫・磯谷広太がデビュー戦で判定勝ち 兄・大心に続いてプロ白星発進

スポーツ報知 / 2024年12月10日 19時27分

4回、藤原蓮を攻める磯谷広太(右)

◆プロボクシング ▽ウエルター級(契約体重65・0キロ以下)4回戦 〇磯谷広太 (判定) 藤原蓮●(10日、東京・後楽園ホール)

 元WBA、WBC世界スーパーウエルター級王者の輪島功一さん(81)の孫、磯谷広太(輪島功一スポーツ)が藤原蓮(黒潮)に判定勝ち。プロデビュー戦を白星で飾った。

 戦績は17歳の磯谷が1勝、26歳の藤原が3勝(2KO)2敗。

 積極的に前に出る藤原に対し、広太は冷静に対応。だが、2回早々にチャンスとみるや、猛ラッシュ。ダウンこそ奪えなかったが、勝負所を見極めるセンスを見せた。鋭くジャブを突き、強い右を打ち込むと、観客席の祖父も頼もしそうに見つめた。勝負は判定へ。ジャッジ1人が38―38とイーブンだったが、残る2人は39―37と広太を支持。リング中央で勝ち名乗りを受けた。

 「実感はあまりなくて…。でも4ラウンドやりきったのはいい経験だった。中盤でKOできたらよかった」と広太。輪島さんの長女・大子(ひろこ)さんの三男で、父は元日本ランカーの和広トレーナー。兄はこの日のセミファイナルで日本ユース・ウエルター級王座決定戦に臨んだ大心(輪島功一スポーツ)だ。父から兄に渡ったトランクスをはいてリングに上がったが、「兄は俺の試合に緊張していたみたい。勝って、いいバトンを渡せた」と広太は笑顔を見せた。

 サッカーで兄と同じくGKとしてプレーしていたが、中学生の頃にコロナ禍で兄の練習相手をつとめたところ、ボクシングに興味を持ったという。中2の終わりから始め、ボクシングの強豪、東京・駿台学園高に進むとめきめきと力を発揮し、全国高校総体には2度出場した。アマ戦績は11勝(6KO・RSC)6敗。

 デビュー戦に向けては、出稽古にも積極的に足を運び、ライト級の地域3冠王者・吉野修一郎(三迫)らに胸を借りてスパーリングを重ねた。さらにボクサーやサッカー選手などに食事やトレーニングなどを指導する鈴木康宏コーチに師事。「遺伝子検査をしてもらい、体の情報どおりに食事やトレーニングをしてきた」と広太。減量も苦しむことなく「むちゃくちゃ順調だった」という。

 来年はスーパーライト級(63・5キロ以下)で新人王に挑戦するという広太。「母の声がうるさいくらい、よく聞こえた。だから安心して見られる試合をしないと」と決意を新たに、兄が果たせなかった全日本新人王の座に就くつもりだ。

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