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佐々木朗希のウルフ代理人が日本メディアにも対応 出会いは筒香嘉智選手を通じてだった

スポーツ報知 / 2024年12月11日 5時53分

ウィンターミーティングで約100人の関係者に囲まれて取材に応じる、佐々木朗希投手の代理人を務めたジョエル・ウルフ氏(カメラ・安藤 宏太)

 米大リーグのウィンター・ミーティングは10日(日本時間11日)、テキサス州ダラスで2日目を迎え、ロッテからポスティングされメジャー30球団との交渉が解禁となった佐々木朗希投手の代理人を務める大手エージェント「ワッサーマン・グループ」のジョエル・ウルフ氏が、日米のメディアに対応。来年1月15日以降、24日までと見込まれる交渉過程の見通しなどを解説した。

 日本メディアとの主なやりとりは以下の通り。

 ―佐々木の代理人を引き受けた経緯は

「彼の代理人になりたいと、最初に会った時に思った。彼が私を選んでくれるのを待たなければならなかった。彼と直接会ったのは、共通の友人であるヨシ筒香(DeNAの筒香嘉智選手)を通してだった。彼が面談を設定してくれて、2021年か22年の冬に、初めて会った瞬間、メジャーに来ること、早い段階で来たいと願っていることを感じることができた。だが、それは、驚きでもあった。こういうケースは受け持ったことがなかったから。どうなるか分からなかったが、困難な状況になることは見えていた。彼は自分が批判の対象になることを自覚していた。彼が困難にくじけず、信念を貫いた彼と彼の家族に、心から敬意を評したい。彼は決してひるまず、諦めなかった。彼の内心は強じんだ」

 ―ロッテが実際にポスティングして驚いたか。

 「イエス。驚いた。喜びの驚きだった。苦渋の決断を下したロッテ球団には非常に敬意を感じる。多くの球団が、金や経済によって決断することが多い中、彼らは選手と、そして、結局はそれがチームにも最善だという決断を下してくれた。

 ―佐々木が投げるのを見たのは。

 「何度も見た。初めてみたのは、千葉で、岩隈と一緒に試合をみていた。佐々木は、千賀と投げ合い、最初の3、4イニングはほぼ全ての球が161、162キロが出て、信じられなかった。すると、千賀が対抗しようと(球速アップ)した。私は千賀がそんな速度が出るかどうか知らなかった。3イニング目に千賀は疲れて、降板しなければならなかった。私がそこでみた才能は過去にみたことのないものだった」

 ―ダルビッシュと連絡は。

 「昨日話した。でも、内容は言えない」

 

 ―あと2年待てば、大金が手に出来るのに、佐々木を説得しなかったのか。

 「ノー。誰も佐々木を説得はできない。彼が我々を説得させたのだ。彼が彼の船を操縦している。さっきも言ったように、彼の人生観には、何も保証されたものはない。あと2年待てば、300、400万ドルが手に入るとは言えない。絶対に保証されたものなどないからだ。彼は、物事を別の視点からみている」

 ―ここまで何球団から連絡があったか。

「たくさん。30球団ではないが、20球団以上だ」

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