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女子100メートル高校世代3冠の富士市立・小針陽葉が駿河台大へ進学…目標はロサンゼルス五輪出場

スポーツ報知 / 2024年12月12日 7時48分

富士山をバックに大学進学の喜びを語った富士市立の小針

 今夏の全国高校総体の陸上女子100メートルで優勝した富士市立の小針陽葉(あきは、3年)が11日、駿河台大(埼玉)スポーツ科学部のスポーツ推薦入試に合格したことを明かした。U20日本選手権、国スポと100メートルで高校世代の全国3冠を達成した陸上界期待のヒロインが、インカレVと大学4年時に開催されるロサンゼルス五輪出場を目標に掲げた。

 日本高校最速娘が、関東の大学でさらなる飛躍を目指す。「同大の監督がパリ五輪に帯同していたので決めました」。邑木隆二総監督は400メートルの元日本代表選手で、在学中に五輪を目指す小針は世界を知る指導者にひかれたという。しかも、「走り幅跳びもやっていきたい」という希望を持ち、跳躍ブロックに三段跳びで世界陸上の出場経験がある池畠旭佳瑠監督がいるのも決め手となった。

 姉の影響もある。6つ年上で社会人選手の涼葉さん=静岡銀行=が通っていた大学。「雰囲気は聞いて分かっている。型にはめられるのは苦手なので、楽しい雰囲気の大学が良かった」と、小針が付け加えた。

 来年は東京で世界陸上が開催される。「まず大学生活に慣れるのが先。出られればいいかな、ぐらい。それより、初めて親元を離れるので寮生活が楽しみ」。高校女王が来春から大学女王を目指す。(塩沢 武士)

  ◆小針 陽葉(こばり・あきは)2006年12月19日、沼津市生まれ。17歳。小1の時、両親が指導する沼津陸上で陸上を始めた。原中3年の時に全国中学選手権100メートルで2位。高2の静岡国際陸上200メートルでは日本高校歴代3位となる23秒52をマークした。好きな食べ物は塩ラーメン。家族は両親と姉、兄、祖母。162センチ。

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