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中村勘九郎「猿若祭」定着に意欲「『2月、8月はお客さんが入らない』と言われているけど、2月めっちゃ入れてやろうと思います」

スポーツ報知 / 2024年12月12日 11時55分

「猿若祭二月大歌舞伎」取材会に出席し、笑顔で写真撮影に応じる中村勘九郎(右)と中村七之助

 歌舞伎俳優の中村勘九郎、中村七之助が12日、都内で歌舞伎座「猿若祭二月大歌舞伎」(来年2月2~25日)の取材会に出席した。

 18代目勘三郎十三回追善興行の今年に続いて「猿若祭」を開催する。勘九郎は「2月は猿若祭として、定着していけたら。祖父や父が大切にした役をやったり、普段ご一緒できない方と共演する場になれば。歌舞伎界では『2月、8月はお客さんが入らない』と言われているけど、めっちゃ入れてやろうと思います」。七之助も「勘太郎、長三郎がもっといろんな役をやっていけたら、中村屋のバリエーションが増える。『未来は明るいな』と言いう場にもしていきたい」と意欲を見せた。

 昼の部の新作「きらら浮世伝」は来年のNHK大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」(日曜・後8時)の主人公・蔦屋重三郎を中心とした青春群像劇。1988年に銀座セゾン劇場で18代目勘三郎さんが主演した舞台を歌舞伎化する。「いつかやりたい」と熱望していた勘九郎は「前回の舞台は見ていないけど、楽屋の雰囲気は覚えている。熱があってギラギラしていた。爆発という感じ。蔦屋重三郎の反骨精神は我ら歌舞伎俳優と共通する」と語った。

 歌舞伎座での猿若祭、全国巡業、鹿児島・硫黄島での「俊寛」など父の十三回追善イヤーを完走した。七之助は「これまでの努力が実を結んだ。父も天国で喜んでくれているかな」。今月5日の命日には法要を行い、「父は不思議な人で、2日に1回は夢に出てくる。だから亡くなってからも身近に感じる。現実を突き付けられるので、法要は残酷なものですね」と思いを巡らせた。

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