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「もういい!きつい!」巨人・浅野が爆走バナナボートで体幹トレ「グッと力を込めないと振り落とされちゃう」

スポーツ報知 / 2024年12月14日 5時10分

バナナボートに乗り笑顔の(右から)萩尾、浅野、門脇、中山、佐々木(カメラ・宮崎 亮太)

 巨人の浅野翔吾外野手(20)が12日(日本時間13日)、門脇誠内野手(23)、中山礼都内野手(22)、萩尾匡也外野手(23)、佐々木俊輔外野手(25)の若手野手5人組で優勝旅行先の米ハワイで海上トレーニングを実施した。高速で水しぶきをあげるバナナボートにしがみつきながらバランス感覚を磨き、「体幹が鍛えられました」と効果を実感した。

 ダイヤモンドヘッドに見守られながらバナナボートが加速した。水しぶきをあげながら猛スピードで進むと、浅野らはエメラルドグリーンの海へ投げ出された。優勝旅行先の米ハワイで浅野、門脇、中山、萩尾、佐々木の若手野手5人組でバナナボートに挑戦。激しい揺れに、後半は「もういい!きつい!」と悲鳴を上げた。

 ただの遊びではなかった。浅野はハワイ出発前から「時間もたくさんあると聞いている。体を動かせる時は動かしていきたいと思います」と単なるV旅行だけに終わらせる気はなかった。バナナボートはライフジャケットを着用して安全ではあるものの、前からは激しい水しぶきがかかり、揺れに耐えられないと海に投げ出される。ボートを引くスタッフは5人がアスリートだと聞くと通常よりもスピードを上げ、何度も小回りを利かせて激しさをレベルアップ。何度も海に落ち「疲れた。あんなにきついとは思わなかった」とボートを降りる頃にはフラフラに。ただ浅野は「体幹を鍛えられるというのはあります。グッと力を込めないと振り落とされちゃう」とバランス感覚と体幹を磨くトレーニングになったと収穫も十分の顔だった。

 浅野は今季40試合に出場し、打率は2割4分に終わったが、シーズン終盤の優勝争いで外野のスタメンに定着して貴重な経験を積んだ。阿部監督からは「飛躍する年になってほしいなと思う。レギュラーを確約されたわけじゃないから。もう一回、競争だと思って頑張ってもらいたい」と言葉をかけられた。まだまだ満足せずに高卒3年目の来季へ向かう背番号51は、旅行を楽しむだけでなくしっかりと危機感を持ち合わせていた。

 「信頼してもらえる選手になりたい」と浅野。優勝旅行での思い出を胸に、さらに成長を遂げる。(水上 智恵)

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