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中山美穂さん元夫・辻仁成、心境つづる「無理してもいけない」「油絵の上で、過去とかが、錯そうする」

スポーツ報知 / 2024年12月13日 21時40分

辻仁成

 入浴中の不慮の事故で6日に急死した、女優で歌手の中山美穂さん(享年54)の元夫で、作家・アーティストの辻仁成が13日に自身のサイトを更新。心境をつづった。

 パリ在住で、現在はフランス北西部のノルマンディに滞在している辻。日本時間13日の日付で「某月某日、実は、今日の日記は、おやすみ。無理してもいけないので、今日は、古いレシピをひっぱりだします。(最近は、けっこう、この手でごまかしていますが、ご勘弁を)」とつづり、ショートケーキのレシピを公開した。

 中山さんの葬儀が営まれた12日には「某月某日、今日はずっと海を見ていた。ノルマンディの曇り空を眺めながら、油絵を何枚か描いた。(何枚か、というのは、スケッチのような、ラフな下書きのようなもの、完成には程遠いもの)」と、空と海を眺めて過ごした様子を報告した。

 「絵は無になる、と描いたが、寝ている時に夢を見るような感じで勝手に脳が動いて、隠している感情を表に出そうとしてくることもある。そういう時に絵筆が止まって、しばらく、塗りたくられた油絵の上で、過去とかが、錯そうするのだった」と複雑な思いがあることを示唆。「何か食べなきゃ、と思うのだけれど、今日は料理をする気分にならないので、午後、村のレストランまで食べに出かけた」「寄せては返す波の、四重奏のごとき音を聞きながら、心の平均律を保った」などと揺れる心境をつづり「それでも人生はつづく」と投稿を締めた。

 辻と中山さんは2002年に結婚、04年に長男が誕生したが、14年に離婚。辻とともにパリで生活してきた息子は、葬儀の前に中山さんと再会を果たしたことを、妹で女優の中山忍が明らかにしている。

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