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カブスにタッカー放出し有望若手獲得、アストロズ・ブラウンGM「将来見据えた」…米報道では一時鈴木誠也の名も

スポーツ報知 / 2024年12月14日 9時6分

ウェブ会見を行ったアストロズのブラウンGM

 来年オフにFAとなるカイル・タッカー外野手(27)を放出し、カブスと1対3のトレードを成立させたアストロズのダナ・ブラウンGMが13日(日本時間14日)オンライン会見に応じ、「シーズン終了1週間後から複数の球団と交渉を進めていたが、直近24時間で展開が動いた。現状の強化、及び将来を見据えた補強ができたと思う」と語った。

 強打者タッカーの対価として、カブスから3選手を獲得。特に、24年ドラフト1巡目(全体14位)で、今季は2Aでプレーした有望若手キャム・スミス内野手(21)については、「パワーがあり、運動神経に優れた逸材。三塁、一塁、右翼を守る可能性があり、チャンスが巡ってき次第、メジャー・デビューが実現するだろう。とても、エキサイティングだ。彼と話をし、彼自身も、とても興奮していた」と期待を込めた。

 タッカーを駒にカブスやヤンキースと、トレード交渉を進めてきたア軍。米メディアでは、トレード拒否権を持つカブス・鈴木誠也外野手の名前も浮上したが、「これは、いつか将来、皆が納得できる日が来ると思えるトレード」と将来を見据えたトレードと位置づけ、21歳の逸材、スミスを獲得できたことが、大きな後押しとなった模様だ。

 ア軍は、FAのブレグマン内野手の再契約交渉を続けてきたが、パレデス三塁手と、将来の三塁候補、スミスを今回獲得したことで、方針転換か。ブラウンGMは「状況はそれほど進展していない」と語るにとどまった。タッカーを放出した外野の構想について「マコーミックが右翼、マイヤーズが中堅。左翼は未定で、左腕相手の時にデュボン、右腕相手の時に、トラメルのツープラトン制を敷くか、あるいは補強のチャンスを模索するかだ」と、左翼手補強の可能性を示唆した。

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