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慶大・清原正吾「僕はプロ野球選手になれなかった。その夢は弟に託したい」来春入部の勝児を家族でサポートへ

スポーツ報知 / 2024年12月15日 5時0分

慶大野球部の納会に出席し、堀井監督(左)に感謝を述べる清原正吾(カメラ・加藤 弘士)

 今秋限りで野球競技をやめる決断をした慶大・清原正吾一塁手(4年)が14日、横浜市内のキャンパスで行われた野球部の納会に出席した。スポーツ報知の取材に、プロ入りの夢を来春、慶大野球部に入部する弟の勝児内野手(慶応高3年)に託す思いを明かした。

 11月10日の早慶2回戦以来、34日ぶりの公の場。清原は堀井哲也監督(62)ら指導者に感謝を伝え、仲間との語らいを楽しみ、応援歌「若き血」をともに歌った。中高6年間のブランクがある中、再び野球にチャレンジした4年間を総括した。

 「悔しいことやしんどいこと、つらいことだらけだったんですが、秋の早慶戦で2連勝して報われた気がしました」。入部時の夢は「4番として神宮で本塁打を放ち、ホームランボールを家族に贈る」。フルスイングで仕留めた3つの白球は今、両親と弟の手元にある。「僕は本塁打を打つよりも、ホームランボールを渡す時の方が、幸福度が高かったんです」と笑った。

 ドラフトでは指名なし。潔く野球をやめ、一般就職を決断した。「僕はプロ野球選手にはなれなかった。その夢は弟に託したい。できる限りサポートしたい。家族で弟を応援する、また新しい日々が始まると思う」と言い切った。

 父・和博さん(57)に野球をやめることを報告すると「お疲れさま。いいものを見せてもらったよ。感動をありがとう」とねぎらわれた。今後は就活に全力投球する。「野球を離れていても、人を笑顔にさせる、元気づける、生きる活力を与えられる存在でいたい。ずっとこの清原正吾のまま、突き進みたい」。大いなる人生。まっすぐ挑戦し続ける。(加藤 弘士)

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