【高校野球】鶴岡東の桜井椿稀投手が東北福祉大に合格…投手一本で4年後のプロ目指す
スポーツ報知 / 2024年12月15日 7時22分
高校日本代表に選ばれた鶴岡東(山形)の桜井椿稀(つばき)投手(3年)が、仙台六大学・東北福祉大に合格したことが14日までに分かった。改めて“投手一本”で4年後のプロ入りを目指すと決意した。
目標達成へ投手で勝負する。「プロにいくには得意なピッチャーのほうがいい。(福祉大は)投手陣がすごいのでその中で成長できたら」と、東北福祉大に進学する鶴岡東・桜井が意気込みを語った。投げては制球力が武器の技巧派左腕、打っては高校通算18本塁打の強打の持ち主。準優勝した9月のU―18アジア選手権も投手で2試合、指名打者で5試合と“二刀流”で出場した。だが将来を見据え、福祉大では投手力を鍛える。
鶴岡東での3年間で「それまでは真っすぐを速くしたり、変化球を大きく曲げれば打たれないと思っていたけど、そうではないと気づいた」。球速に固執せず高い制球力で打ち取ったり、曲がりの小さな変化球で打者のタイミングを外すなど、投手としての幅が広がった。
今夏の甲子園は1回戦・聖光学院戦で9安打されながら要所を抑えて2―1完投勝利。早実との2回戦はタイブレークの末に延長10回、0―1で敗れたが9回まで9奪三振無失点。3年間の集大成と言える好投に、「甲子園の2試合で自信がついた」と手応えを感じたという。福祉大での4年間ですべてをレベルアップさせて、目標のプロ入りへ成長していく。
(有吉 広紀)
◆桜井 椿稀(さくらい・つばき)2006年6月27日、長野県生まれ。18歳。中込中では佐久リトルシニアに所属。鶴岡東では1年秋から公式戦ベンチ入り、2年秋から背番号1。3年夏に甲子園出場。176センチ、75キロ。左投左打。
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