【光る君へ】ラストで“死なない”主人公・吉高由里子にネット胸アツ「綺麗な、本当に綺麗な最終回でした」
スポーツ報知 / 2024年12月15日 21時5分
女優・吉高由里子主演のNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜・後8時)の最終回「物語の先に」が15日、放送された。
今回、まひろ(吉高)は倫子(黒木華)から道長(柄本佑)との関係を問いただされ、2人のこれまでを打ち明ける。全てを知った倫子は驚きと共に、ある願いをまひろに託す。
その後、まひろは「源氏物語」に興味を持った見知らぬ娘と出会い、思わぬ意見を聞くことに。やがて時が経ち、道長は共に国を支えた公卿や愛する家族が亡くなる中、自らの死期を悟って最後の決断をする。まひろは道長が危篤の知らせを聞き、倫子の許しのもと死の床を訪ね…というストーリーだった。
(以下、ネタバレがあります。ご注意下さい)
今回、栄華を誇った道長が亡くなり、1人になったまひろはラストシーンですっかり老いた従者・乙丸(矢部太郎)に朽ちた鳥かごを手にしながら「私も鳥になって見知らぬ所に羽ばたいていこうと思って」と、つぶやく。「私を置いていかないで下さい。どこまでもお伴します」と叫ぶ乙丸とともに最後の旅に出る。
道中で馬にまたがり、戦(いくさ)に向かう武者たちとすれ違った、まひろ。馬を停めた1人は双寿丸(伊藤健太郎)だった。
「何をしてるんだ。こんな所で」と聞く双寿丸に「何にも縛られずに生きたいと思って…」と答える。
「東国で戦が始まった。これから俺たちは朝廷の討伐軍に加わる」と言う双樹丸に「気をつけてね」と声をかけ、武者たちを見送ったまひろは「道長さま、嵐が来るわ」とポツリ。前を見据え歩き出そうとした、その表情のアップがストップモーションとなり、1年間に及んだ紫式部の長い物語は幕を閉じた。
主人公が死なないという大河ドラマでは異例の終幕にネットも沸騰。
「ラスト、こう来たか! 武将ものだと歴史上、最期も分かってしまってるけど、そうだよね。紫式部の晩年は分かってないもんね。前を向いた吉高ちゃんの美しい表情での終幕。大好物です!」「今までの大河ドラマの最終回とはまた違った形の綺麗な、本当に綺麗な最終回でした」「久しぶりに楽しんで視続けました 大河ドラマを一年間、最終まで視続けたのは何年ぶりだろう 物語も面白かったけど、吉高由里子さんの藤式部が良かった~」「最後の『嵐が来るわ』というまひろのつぶやきは、その後の全ての出来事、全ての大河ドラマを表しているのかも」など様々な声が集まり、放送中にはX(旧ツイッター)のトレンドワードで「#光る君へ」が1位に急浮上した。
大河ドラマ63作目となる同作。吉高は2014年に連続テレビ小説「花子とアン」のヒロインを演じており、朝ドラと大河の両作品の主演は4人目だった。
脚本は2006年の大河ドラマ「功名が辻」やドラマ「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」「星降る夜に」などを手掛けた大石静氏が担当。大河の中でも数少ない平安時代を舞台に、世界最古の女流作家とも呼ばれる紫式部/まひろ(吉高)の生涯を描いた。音楽は冬野ユミ氏、語りはNHKの伊東敏恵アナウンサーが務めた。
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