【阪神カップ展望】実力馬がそろった好カード 昨年の勝ち馬が中心も混戦模様に
スポーツ報知 / 2024年12月16日 11時53分
第19回阪神カップ・G2は21日、京都競馬場の芝1400メートルで行われる。
G1馬の登録もあり、実力伯仲の好メンバーとなりそうだ。注目は昨年の勝ち馬ウインマーベル(牡5歳、美浦・深山雅史厩舎、父アイルハヴアナザー)は前走のマイルCSで見せ場十分の3着。重賞を3つ勝っている得意の1400メートルに戻れば首位争いになりそう。昨年よりも力をつけてきた印象で、当レース連覇を狙う。
ダノンマッキンリー(牡3歳、栗東・藤原英昭厩舎、父モーリス)は前走のスワンSで古馬を撃破した。乗り難しい気性がカギになるが、かみ合った時の爆発力は一級品だ。マイルCSをパスしてここに照準を定めており、折り合えば勝ち負けに持ち込める。
ルメール騎手と新コンビを組むナムラクレア(牝5歳、栗東・長谷川浩大厩舎、父ミッキーアイル)は安定感抜群。ベストの1200メートルより1ハロン長いが、1400メートルは3戦して全て2着と対応できる。1週前追い切りもさすがの動きで、総合力なら一番か。
昨年のスプリンターズSを勝ったママコチャ(牝5歳、栗東・池江泰寿厩舎、父クロフネ)は夏が得意な馬。寒い時期で動き切れるかがポイントだが、CWコースでビシビシ追われて仕上がりは順調だ。
今年の高松宮記念の覇者マッドクール(牡5歳、栗東・池添学厩舎、父ダークエンジェル)は初勝利を勝った2022年5月以来の1400メートルへ参戦。ただムキになる馬ではなく、この距離でも力は出せそうだ。
その他、ここがラストランとなるセリフォス(牡5歳、栗東・中内田充正厩舎、父ダイワメジャー)や、スワンS2着のオフトレイル(牡3歳、栗東・吉村圭司厩舎、父ファー)も上位を争う力がある。
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