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法大が健闘も2年連続黒星…エースQB谷口雄仁は三たび準Vも「この場所を楽しめた」甲子園ボウル

スポーツ報知 / 2024年12月15日 20時41分

2年連続の準優勝に肩を落とす法大の選手(カメラ・渡辺 了文)

◆アメリカンフットボール 全日本大学選手権決勝「甲子園ボウル」 立命大45―35法大(15日・甲子園)

 法大(関東1位)が立命大(関西1位)に敗れ、18大会ぶり6度目の優勝を逃した。21―61で関学大に敗れた昨年に続き、2年連続の準優勝となった。

 第1クオーター(Q)では立て続けに2タッチダウン(TD)を奪われた後、RB広瀬太洋(4年)がTDを決めて7―14。第2Qでは、TDとフィールドゴール(FG)を献上する間にRB中川達也(3年)がTDを奪い、14―31で前半を折り返した。

 第3Qは互いに1TDずつを奪い28―38。第4Qでは、RB広瀬のこの日2つ目のTDで35―38の3点差に詰め寄ったが、最後は相手に決定的なTDを決められた。

 「関西2強」の一角・立命大を最後まで苦しめたものの、わずかに及ばず敗戦。就任1年目の矢沢正治監督兼ヘッドコーチは、「(相手と)どこかで差があったということではなく、立命大の方が(プレーが)洗練されていた」と悔しさをにじませた。

 1年時から主力として出場してきたエースQBの谷口雄仁(たけひと、4年)は、自身3度目の選手権準V。14日の記者会見では「誰よりも日本一にかける思いは強い」と話していただけに、「悔しい気持ちもある」と唇をかんだ。

 それでも「去年は大敗(21―61)し、何も残らないというか、最悪の結末を迎えた。(だが)今年はオフェンスチームでこの場所を楽しむことができて、少しはいい思い出に変わった」と涙は見せず。自らが果たせなかった聖地Vの夢は、「彼らなら絶対やれる。信じています」と笑顔で後輩たちに託した。

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