「周りを見返したい」巨人・中川皓太が来季勝利の方程式返り咲きへ“不言実行”の決意

自主練習をする中川皓太（カメラ・今成　良輔）

　巨人・中川皓太投手（３０）が菅野の期待に応え、“不言実行”で来季勝利の方程式に返り咲く。１５日、Ｇ球場で自主トレ。東海大の４学年先輩からはＭＶＰ獲得時に「僕も今年やれたので、皓太もまだまだできると思っている」とエールを送られており「期待に応えて今年ダメだった成績とかで周りを見返したい気持ちはすごくある」と闘志を燃やした。

　今季は「８回の男」として開幕したが、左膝痛での離脱もあり１５登板で防御率８・７６。救援陣には好投手が並び、さらに前中日のマルティネスとも基本合意し、厚い層の中での競争となる。これまでは具体的な目標や故障ゼロなども口にしてきたが、「今までそう言ってきてできていない。そこは自分でもすごく悔しい。けがしないのも、結果を残すのも、目に見えて出すしかない」と胸中を明かした。

　今月には、結婚していたことと第１子女児が生まれたことを発表。「僕一人だけじゃなくなったので、ここからまたさらに頑張らないといけない」と自覚をにじませた。より輝いてきた場所で働き、家族も、海を渡ってメジャーに挑戦する大先輩も喜ばせる。