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「人生史上最高の冬になりました!」15歳・越山敬達が笑顔 13歳・中西希亜良とW新人賞…報知映画賞表彰式

スポーツ報知 / 2024年12月17日 5時50分

新人賞をダブル受賞し、初々しい笑顔を見せた中西希亜良、越山敬達(右)と会場に駆けつけた奥山大史監督(カメラ・岡野 将大)

 「第49回報知映画賞」の表彰式が16日、東京・渋谷区のセルリアンタワー東急ホテルで行われた。

 「ぼくのお日さま」(奥山大史監督)で新人賞に輝いた俳優・越山敬達(けいたつ、15)と、演技初挑戦の女優・中西希亜良(きあら、13)は、昨年冬の撮影を経ての栄冠に「人生史上最高の冬になりました!」と喜びを分かち合った。

 劇中でアイスダンスのペアを組んだ2人が、表彰式のトップバッターを飾った。やや緊張気味の中西は「すてきな賞を頂き、とても光栄です」と感謝。越山は「初主演で新人賞を頂けて、しかも希亜良さんと一緒で本当にうれしいです」と、ダブル受賞の喜びを分かち合った。

 北海道での氷点下での撮影、儚(はかな)く美しいスケートシーンへの挑戦、白い息を吐きながら泣き笑いした日々―。まさに“13歳と15歳の真冬の大冒険”を経て、人生初の栄冠をつかみ取った。

 雪国を舞台に、きつ音のある小学6年生(越山)と、中学生(中西)のひと冬の切ない物語を描いた作品。中西は「スケート以外は全部初めて。挑戦だらけの冬でした」と芝居に一から向き合った。越山は初挑戦のアイスダンスを猛特訓し「去年の冬の撮影はすっごく楽しかった。その先で新人賞まで頂けて、まだ15年しか生きていないけど、人生史上最高の冬になりました!」と笑顔がはじけた。

 表彰式には奥山監督が祝福に駆けつけた。晴れ舞台に立つ2人をいとおしく、誇らしそうな表情で見つめ「すてきなお二人と出会えたことは本当に運が良かった。おかげで納得いく映画にできました。今日は全力で褒めたい」と原石たちがスクリーンで放った存在感ときらめきをたたえた。

 舞台裏では先輩俳優らとの交流も楽しんだようで、中西は「デビューしてから一番、たくさんの芸能人を目の前にした日になった」と初々しく振り返った。主演女優賞の石原さとみからは「スケートがとってもお上手で、本当にすばらしい作品でした」と言葉を贈られたそうで「頭が真っ白になるくらいうれしかったです」と喜びをかみ締めた。

 越山は来年公開の映画「国宝」で横浜流星の幼少期を演じており、「横浜さんに『大きくなったね』と声を掛けていただいた。僕もいつか助演や主演の賞を取れる俳優になりたい。だけど今日の横浜さんを見たら、どれだけお芝居に真摯(しんし)に向き合っているかを感じて、その壁の高さを実感しました」。映画人たちの大きな背中を追い、自らを磨き、晴れ舞台にカムバックしてみせる。(奥津 友希乃)

 ◆中西 希亜良(なかにし・きあら)2011年6月16日、東京都生まれ。13歳。4歳からフィギュアスケートを始める。9歳からシングルと並行して練習を始めたアイスダンスでは、全日本フィギュアスケートノービス選手権大会に出場経験を持つ。24年、「ぼくのお日さま」で女優デビュー。父がフランス人、母が日本人で、日本語のほか英語、フランス語、韓国語も話す。

 ◆越山 敬達(こしやま・けいたつ)2009年4月21日、東京都生まれ。15歳。スカウトを経て6歳から芸能活動を開始。23年、映画「スイート・マイホーム」(齊藤工監督)でスクリーンデビュー。同年、BS―TBSドラマ「天狗の台所」にメインキャストとして出演。EBiDAN NEXTで音楽活動、「ニコ☆プチ」ではモデルも務めている。

 ◆選考委員 荒木久文(映画評論家)、木村直子(読売新聞文化部映画担当)、見城徹(株式会社幻冬舎代表取締役社長)、藤田晋(株式会社サイバーエージェント代表取締役)、松本志のぶ(フリーアナウンサー)、YOU(タレント)、LiLiCo(映画コメンテーター)、渡辺祥子(映画評論家)の各氏(五十音順)と報知新聞映画担当。

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