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「作品を送り出し続ける筋肉を持っていたい」塚原あゆ子監督「ラストマイル」での監督賞に感謝…報知映画賞表彰式

スポーツ報知 / 2024年12月17日 5時40分

監督賞の塚原あゆ子監督(カメラ・小林 泰斗)

 「第49回報知映画賞」の表彰式が16日、東京・渋谷区のセルリアンタワー東急ホテルで行われた。監督賞を受賞した「ラストマイル」の塚原あゆ子監督は、「チーム200人のみんなでもらった賞」と万感の思いを語った。

 壇上に立った塚原監督は「物流をテーマにしたハードルの高いものを『やっていいよ』と言ってくださった方々に御礼を言いたいです」。自らの背中を押してくれた関係者に感謝すると、ブロンズ像の重みをかみ締めた。

 TBS系「アンナチュラル」「MIU404」などの人気ドラマを生み出してきた塚原監督、脚本家・野木亜紀子氏、新井順子プロデューサーの“三銃士”が集結。主演の満島ひかり(39)、岡田将生(35)のほか、「アンナチュラル」「MIU―」の出演者が集結したことも話題になり、興行収入は8月下旬の公開から約4か月で59億円を突破した。

 「ドラマのチームで賞を頂くのは、現実にあると思っていなくて。一つ、違う世界が見えた。私だけでなく、チーム200人のみんなでもらった賞」と感謝。「戦友」の野木氏から花束を受け取ると「『さあ、次に何をやるか?』と作品の話をするのが楽しみ」と今後への期待を膨らませた。

 今クールでは、TBS系日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」を演出。30日には人気ドラマの劇場版となる「グランメゾン・パリ」の公開も控える。「みんな多忙だから、本当にすごいスピードで撮るんです。私たちは『諦めよう』じゃなくて、『じゃあマッハでやろう』と切り替えられる。なかなかできないと思います」と「塚原組」の結束力に胸を張った。

 目標はホラーサスペンスへの挑戦。「エンターテインメントにいい意味で浪費され循環していくことは時代を作ることに通じる。作品を送り出し続けるような筋肉を持っていたい」。躍進は続いていく。(坂口 愛澄)

 ◆塚原 あゆ子(つかはら・あゆこ)千葉大文学部卒業後、TBSスパークル(当時は木下プロダクション)に入社。助監督などを経て、2005年「夢で逢いましょう」でドラマ監督デビュー。TBS系ドラマ「Nのために」「最愛」など多くの話題作を手掛ける。18年に「コーヒーが冷めないうちに」で映画監督デビュー。21年、芸術選奨・文部科学大臣新人賞を受賞。

 ◆選考委員 荒木久文(映画評論家)、木村直子(読売新聞文化部映画担当)、見城徹(株式会社幻冬舎代表取締役社長)、藤田晋(株式会社サイバーエージェント代表取締役)、松本志のぶ(フリーアナウンサー)、YOU(タレント)、LiLiCo(映画コメンテーター)、渡辺祥子(映画評論家)の各氏(五十音順)と報知新聞映画担当。

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