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巨人・菅野智之がオリオールズと契約合意「ようこそ」球団発表 1年20億円契約…若手に好素材そろうチームでエース格期待

スポーツ報知 / 2024年12月17日 9時31分

菅野智之

 巨人から海外FA権を行使してメジャー移籍を目指していた巨人・菅野智之投手(35)が、オリオールズと契約合意したと16日(日本時間17日)、オリオールズ公式「X」(旧ツイッター)が報じた。オリオールズは日本語で「菅野智之投手、オリオールズへようこそ!」、英語で「Welcome to the O’s, Tomoyuki!」と投稿。ESPNのJ・パッサン記者によると1年1300万ドル(約20億円)の契約だという。

 オリオールズはヤンキース、レッドソックス、レイズ、ブルージェイズと強豪がそろうア・リーグ東地区に所属。17年からは6年で4度の地区最下位など苦しんでいたが、23年に101勝を挙げて、9年ぶりに地区優勝を果たすと、今季も91勝71敗の貯金20でヤンキースに次ぐ2位でポストシーズンに進出したが、ロイヤルズとのワイルドカードシリーズで2連敗を喫して敗退した。

 先発投手陣では、チーム最多15勝を挙げたC・バーンズ投手(30)が今オフFAで退団する可能性が高まっている。ほかに2ケタ勝利を挙げたのはG・ロドリゲス投手(25)のみ。菅野は、1年目からエース格として働くことが期待されそうだ。野手には26歳捕手のラッチマン、23歳遊撃手のヘンダーソンら好素材がずらり。1983年以来のワールドシリーズ制覇を狙える布陣はそろいつつある。

 菅野は20年オフにもポスティングシステムによるメジャー移籍を目指していたが、コロナ禍で移籍市場の動きが例年以上に遅く、日米の往復をするのも一苦労。巨人残留を決めた。21年からの3年間は計20勝と本来の力を発揮できずに度重なる故障にも悩まされたが、今季は15勝を挙げて本来の輝きを取り戻してMVPを受賞する活躍で、チームをリーグ優勝に導いた。

 10月に海外FA権行使が明らかになった際には「もちろんジャイアンツでプレーすることも素晴らしいことではあります。でもやっぱり2020年に(メジャーに)行けなかった時の、そういうのはずっと僕の中であったので、決断をしました」と胸の内を明かした菅野。今月3日には例年より早くハワイへ出発し、「本格的に(米球団との)交渉も始まるだろうし。僕も(どうなるか)分からないですが、向こうに行っていつでも(米国)本土の方に動けるようにという形で、早めにハワイで自主トレしながらというイメージです」と説明し、優勝旅行でハワイ入りした巨人ナインとゴルフを楽しむなどしていた。

 ◆ボルティモア・オリオールズ 前身はセントルイス・ブラウンズ。1954年にボルティモアに移転し、オリオールズとなった。66年に移転後リーグ初優勝し、ワールドシリーズではドジャースに4連勝し初の世界一となった。69年からリーグ3連覇。83年に3度目の世界一に輝いたのが最後。過去には上原浩治(09~11年)、和田毅(12~13年、出場なし)、藤浪晋太郎(23年)が在籍。監督は来季が7年目のブランドン・ハイド。

 ◆菅野 智之(すがの・ともゆき)1989年10月11日、神奈川・相模原市生まれ。35歳。東海大相模高では甲子園出場経験なし。東海大時代には首都大学リーグ通算53試合の登板で37勝4敗、防御率0・57。今季は15勝3敗で2度目の最高勝率と史上6人目となる4度目の最多勝。最優秀防御率4度、最多奪三振2度。14、20、24年MVP。17年から2年連続沢村賞。ベストナイン5度、ゴールデン・グラブ賞5度。17年WBC日本代表。NPB通算276登板、136勝74敗、防御率2・43。186センチ、95キロ。右投右打。

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