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プロ入りへカド番の西山朋佳女流三冠、対局開始4分前に入室で試験第4局…VS宮嶋健太四段

スポーツ報知 / 2024年12月17日 10時39分

棋士編入試験第4局に臨む西山朋佳女流三冠(カメラ・瀬戸 花音)

 将棋界初の「女性棋士」を目指す西山朋佳女流三冠=白玲、女王、女流王将=のプロ棋士編入試験五番勝負第4局が17日午前10時、大阪府高槻市の関西将棋会館で始まった。

 3勝すればプロ入りが決まるが、西山のこれまで戦績は〇●●の1勝2敗でカド番。悲願達成へ、もう1敗も許されない。

 第4局の試験官は宮嶋健太四段。宮嶋は午前9時41分に会館5階の特別対局室に入室して、お茶を自ら用意し、緊張気味の面持ちで西山を待ったが、当の西山が入室したのは午前9時56分。すぐにあいさつして盤上に駒を並べ終えたのが対局開始の30秒前と、慌ただしくスタートした。特に遅くなった理由はなかったとみられる。

 先手は西山で、角道を開けると、宮嶋はお茶を一服してから飛車先の歩を突き、続いて西山は7筋に飛車を振り、三間飛車にした。

 大阪市福島区から移転して、今月3日にグランドオープンした新しい関西将棋会館での編入試験は初めて。持ち時間は各3時間で、夕刻ごろに決着する見込み。西山は何としても来年1月予定の第5局・柵木(ませぎ)幹太四段戦につなげたい。

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