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調教師試験に合格した43歳が明かした「あこがれ」 小島太さんがともに汗を流した当時を振り返りエール

スポーツ報知 / 2024年12月17日 18時15分

新規調教師免許試験に合格し、会見する秋本大介助手(カメラ・荒牧 徹)

 12月5日に2025年度の新規調教師免許合格者9人が発表された。例年通り、当日の午後から記者会見が行われたなか、気になる志望動機を明かした新調教師がいた。秋本大介調教助手(43)=美浦・菊川正達厩舎=だ。

 「トレセンでは最初に小島太厩舎で働かせていただいたのですが、小島先生の姿を見てかっこいいなとあこがれました。将来そうなりたいと思い志望しました」

 2010年に美浦トレセンでホースマンとしての最初のスタートを切ったのが小島太厩舎だった。正規ではなく補充員としての所属だったため在籍期間はわずかだったが、「右も左も分からなかった私を自宅に招待してくださったり、いろいろと丁寧に教えていただいて。3か月で2勝もさせてもらったんです。本当にいろいろと印象に残っています」と懐かしそうに振り返った。

 話を聞いた後、さっそくスポーツ報知評論家でもある小島太さんに連絡を入れると「嬉しいですね、こんなジジイに」と照れ笑いを浮かべながら、かつて一緒に仕事をした仲間にエールを送った。

 「人あたりがいいだけではなく、教えたことを素直に聞いていた子でした。調教師を目指したのは意外でしたが、彼のあの素直さ、真面目さは調教師としていい方に向かうと思いますよ」。小島太厩舎から調教師に転身した“第1号”。今後も注目してきたい。(中央競馬担当・西山 智昭)

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