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秋野暢子 自らの食道がん闘病経験スピーチ 「声をなくすということは、私にとって死ぬのと同じ」

スポーツ報知 / 2024年12月17日 21時0分

自らの闘病経験を話す秋野暢子(カメラ・中西珠友)

 食道がんを克服した女優の秋野暢子が17日、都内で行われた「2024ミセス・グローバル・アース」に出席した。

 この日はスペシャルアンバサダーとして、シャンパンゴールドのロングドレス姿でステージに登壇。2022年6月に発病したステージ3の頸(けい)部食道がんの重複がんの闘病経験など約8分間スピーチした。

 診断まで半年を要したことから「原因がわかってよかった」と治療にはすぐ向き合えたと告白。50年前に銀河テレビ小説「おおさか・三月・三年」で女優デビュー以来、「セリフを語ったり、話すことが私の仕事」。寛解のために声帯をなくすという治療もあったが「声をなくすということは、私にとって死ぬのと同じことです」と強調した。3か月半の入院で抗がん剤治療と放射線治療を受け、寛解。現在は半年に1回の検査のみと順調な様子だった。

 「ミセス・グローバル・アース」は、「美」のみならず地球環境問題に真剣に取り組むオピニオンリーダーを輩出するコンテスト。「あらゆる年齢を問わず、全ての人が健康な生活を維持でき、そして健康で無ければ何も出来ません。それを阻害されたときにただしい治療を受けること。これが一番大切だと思います」とSDGsについても言及した。

 最後に来場者、参加者に向け「ぜひがんの防災を皆さんに今日をきっかけにしていただけるといいなと思います」と呼びかけた。

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