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甲斐拓也、5年以上大型契約で巨人へ 「新たな経験で自分を高めたい」 阿部監督実った直接出馬!託した背番10!

スポーツ報知 / 2024年12月18日 5時0分

巨人への入団が決まった甲斐。リーグ連覇へ扇の要としての期待がかかる

 巨人は17日、ソフトバンクから国内FA宣言していた甲斐拓也捕手(32)の獲得を正式発表した。5年以上の大型複数年契約とみられ、背番号は阿部慎之助監督(45)の現役時代の「10」を継承することが決まった。球団では20年オフにDeNAから井納、梶谷を獲得して以来4年ぶりのFA補強。「絶対的な司令塔が欲しい」と獲得を熱望していた指揮官の交渉直接出馬が実り、待望の扇の要が加入する。

 巨人が球界屈指の捕手の補強に成功した。この日午前、FAでの獲得を目指していたソフトバンク・甲斐の代理人から球団に対し、入団の意思を示す連絡が入った。午後2時過ぎに正式発表。その後、吉村編成本部長が取材対応し「阿部監督から『ぜひ10番を甲斐君につけてほしい』と本人に伝えていますので」と指揮官の現役時代の代名詞、背番号10の継承を明言した。

 今季は岸田、大城卓、小林の3捕手併用で4年ぶりにリーグ優勝した。だが、日本シリーズ進出を逃し、さらなるバッテリー強化のためFA宣言した甲斐を本格調査。阿部監督は11月下旬に「来てほしいよね。何で甲斐君が欲しいかって、絶対的な司令塔が欲しいから。絶対的な司令塔がいればチームにとっても、とてつもない安心感がある。そういう支柱が欲しい」とラブコールを送っていた。

 今月5日には阿部監督が自ら福岡に足を運び、交渉の席についた。捕手としての高評価、どうしても欲しいという熱意、なぜ甲斐の力を必要としているのかなど約1時間、熱い思いを伝えた。背番号「10」も提示し、5年以上の大型複数年契約で最大限の熱意を伝えてきた。阿部監督の直接出馬が決断を後押しした。

 甲斐は2010年の育成ドラフト6位で楊志館からソフトバンクに入団。「甲斐キャノン」と称される強肩を武器に日本球界を代表する捕手に成長し、東京五輪や昨年のWBCでは侍ジャパンで世界の頂点に立った。低めのワンバウンドの変化球を後ろにそらさない高い技術で投手陣から厚い信頼を集め、今季は2年ぶり7度目のゴールデン・グラブを受賞。119試合、打率2割5分6厘、5本塁打、43打点で4年ぶりのリーグ制覇に貢献した。

 FA宣言後、残留を求めるソフトバンクと巨人の一騎打ちとなる中、甲斐は熟考した。両チームともに10日から5泊7日の同じ日程でハワイ優勝旅行を行ったが、参加せず国内に残留して悩み抜いた結果、巨人移籍を決断。「本当にホークスを離れていいのか、自問自答を繰り返しましたが、新たな経験をすることで野球選手としての自分をもっと高めたいという心境に至り移籍を決めました」と新たな挑戦へ決意を示した。

 巨人は4年ぶりのFA補強。ソフトバンクで日本一の経験もある甲斐が阿部巨人の新たな頭脳になる。

 ◆甲斐 拓也(かい・たくや)1992年11月5日、大分市生まれ。32歳。楊志館から2010年育成ドラフト6位でソフトバンクに入団。13年11月に支配下昇格。ベストナイン3度、ゴールデン・グラブ賞7度のほか、18年日本シリーズMVP、21年東京五輪ベストナイン。170センチ、87キロ。右投右打。今季年俸2億1000万円。

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