【有馬記念】6世代が激突する今年のGPは「巻き返し世代」と「黄金世代」に注目!
スポーツ報知 / 2024年12月18日 6時40分
◆第69回有馬記念・G1(12月22日、中山競馬場・芝2500メートル)
ヤマタケ(以下「ヤ」)「昨日の考察で角田はダノンデサイル推しと言っていたけど、実は気になるデータがあるんよ」
角田(以下「角」)「なんですか、怖いなあ…」
ヤ「今年の3歳馬は芝1800メートル以上の古馬混合オープンでここまで3勝と上3世代の3歳時より少なく、古馬の壁にぶつかっている印象やねん。菊花賞も出走した重賞勝ち馬が近5年で最少の5頭で、レースレベルにやや疑問が残るぞ」
角「でも、過去20年で有馬記念の勝率1位は3歳馬の11・3%ですよ」
ヤ「斤量的に有利なのは間違いないけども」
角「4歳世代も春先は弱いと言われていました。だけど、ソールオリエンス(宝塚記念)、タスティエーラ(天皇賞・秋)、ドゥレッツァ(ジャパンC)が王道G1で2着。どんな世代でもトップ層は強いですよ」
ヤ「4歳の評価はここにきて急上昇。巻き返しの世代と言っていいな」
角「今回唯一のベラジオオペラも大阪杯を制している実力馬です。馬自身も状態ひと息の前走から上積み十分。重賞勝ち3勝はすべて右回りと得意の条件になりますし、コーナー6つなら距離不安も克服できる。チャンスは大きいと思います」
ヤ「高齢馬が厳しいのも有馬記念の特徴や。6歳以上は過去20年で勝ちがない。今年も5歳までの馬が有力になりそうだな」
角「イクイノックス&ドウデュースを擁した5歳は黄金世代ですね。芝中長距離オープン(芝1800メートル以上)の勝利数も、上3世代の5歳時を上回っています」
ヤ「その2頭はクラシック組だが、実は晩成傾向の世代でもある。この世代で今年のJRA重賞をのべ29頭が勝っているが、ブローザホーンなど16頭が初制覇。徐々に力をつけている馬が多い」
角「となると、今回もG1初制覇の馬が出るかもしれません」
ヤ「狙い目は非クラシック組のローシャムパーク。去年のオールカマーでタイトルホルダーに完勝した競馬に中山適性を感じるし、自ら動いた今春の2戦(大阪杯2着、宝塚記念5着)も悪くない。強い世代からもう一頭、G1ホースが誕生だ!」
角「6世代が出走するグランプリは、世代間の比較も重要ですね」
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