香取慎吾、遺作ドラマで共演のはずだった中山美穂さんへの思い明かす「同じシーンをまだ撮れてなくて。本当に残念」

香取慎吾

　上沼恵美子と香取慎吾がＭＣを務めるフジテレビ系特番「星になったスターたち」（午後７時）が１７日放送された。

　同番組は今年亡くなった人たちの「功績」と「人柄」を振り返り、故人をしのぶヒューマン・ドキュメント・バラエティー。

　香取と歌手で女優の中山美穂さんは１９９５年のドラマ「Ｆｏｒ　Ｙｏｕ」で共演。中山さんにとって遺作となってしまった１月９日スタートの同局系ドラマ「日本一の最低男　※私の家族はニセモノだった」にも香取は主演し、共演している。

　今回の収録の９日後の１２月６日に中山さんは急死。後日、同番組のＶＴＲ取材に応じた香取は、「美穂さんがパリに行く前かな。『本当に海外って広くて、そこで受ける刺激ってのいうのは、とても大きな財産だから、いっぱい行った方がいいよ』って。それから僕は時間さえあれば、いろんな国に行くようになって。それが自分のクリエイティブ、音楽とか絵もそうだし、生み出すきっかけになってますね」と中山さんの言葉に大きな影響を受けたことを明かした。

　その上で「１月からのドラマでも共演…。僕は同じシーンをまだ撮れてなくて。そんな中だったから本当に残念で。僕も久々に会えると思っていたから楽しみにしてたし」と続けると「美穂さんが今回、僕がやるドラマへの思いもあってくれてると思うから。その思いを胸に頑張りたいと思ってます」と話していた。

　フジテレビでは、「日本一の最低男　※私の家族はニセモノだった」を予定通り放送すると１６日に発表。同作の中山さん出演シーンについて「先月末すでに撮影した第1話と3話のシーンに関しては、所属事務所およびご遺族との協議の結果、そのご意向を汲み、予定通り放送させていただきます」と発表。中山さんは主人公・大森一平（香取）の義弟・小原正助（志尊淳）が保育士として働く保育園で園長を務める園田美奈子役で出演していた。