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武尊、激動の一年を漢字「一字」で表現「毎日、格闘技が楽しくて闘うことも喜びしかない」…3・23「さいたまスーパーアリーナ」ロッタンと対決

スポーツ報知 / 2024年12月18日 11時8分

武尊

 格闘技イベント「ONE」は16日、都内で来年3月23日にさいたまスーパーアリーナ「ONE 172 武尊vsロッタン」を開催することを発表した。

 会見には武尊とロッタン・ジットムアンノン(タイ)が出席。両者は今年1月28日に有明アリーナに対戦が決定していたがロッタンのケガで実現しなかった。武尊は代わりにONEフライ級(61・2キロ以下)キックボクシング世界王者のスーパーレックメイン・キアトモー9へ挑んだが判定で敗れた。

 この一戦で左足、上腕を筋断裂、肋骨も負傷し一時は引退もささやかれたが9月27日にタイ・バンコクのルンピニースタジアムでの「ONE Friday Fights 81」で8か月ぶりに再起。フライ級(61・2キロ以下)3分3回戦の試合でタン・ジンを2回、KOで破り、待望のロッタン戦へたどり着いた。

 試合は、フライ級(61・2キロ以下契約)キックボクシング「スーパーファイト」3分5回戦で行われる。会見後の囲み取材で激動の一年を「漢字一文字で表現したら何になりますか?」聞かれ「難しいですね…」とほほ笑みながら思いを巡らせ「『喜』び」と明かした。

 その理由を「喜びを再認識できたっていうか。格闘技ができる喜びも…1月に足を骨折して負けたし、引退かなって思ったんですけど、また試合ができて、体も復活して。久々に勝って、ただ純粋にうれしかったんですよ、前回の試合が。そういう喜び感じたのも久々だった」と告白した。

 さらに「ONEの舞台に立てたのもそうだし、ロッタンと試合が決まったのもそうだし、喜びました今年は」と振り返った。その上でスーパーレック戦での敗戦を「あれの経験がすごい、いい経験になったし、言い方悪いですけど、1回死んだ身だなと思っているんで。あれで格闘家としてもファイターとしても死んだと思っているので失う物が何もなくて今は毎日、格闘技が楽しくて格闘技をやれることも闘うことも喜びしかないんで、楽しみでしょうがないですね、次の試合が」と胸をふくらませていた。

 ◆3・23さいたま決定カード

 ▼フライ級キックボクシング スーパーファイト 3分5回戦

武尊 vs ロッタン・ジットムアノン

 ▼ONEフライ級 総合格闘技世界王座決定戦 5分5回戦

アドリアーノ・モラエス vs 若松佑弥

 ※その他のカードは後日発表

 試合は「U―NEXT」でPPV。国内独占ライブ配信。

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