「菅野智之は厄介だ」オリオールズが公式Ｘに動画投稿 世界に衝撃与えた７年前のＷＢＣ

２０１７年のＷＢＣで力投する菅野智之

　オリオールズは１７日（日本時間１８日）、巨人から海外ＦＡ権を行使し、前日１６日（同１７日）に契約合意したことが発表された菅野智之投手（３５）が出場した２０１７年ＷＢＣのダイジェスト映像を投稿した。

　「Ｔｏｍｏｙｕｋｉ　Ｓｕｇａｎｏ’ｓ　ｓｔｕｆｆ　ｉｓ　ｎａｓｔｙ（菅野智之は厄介だ）」というポストは２分５秒の動画付き。菅野は同大会で１次ラウンド（Ｒ）の豪州戦、２次Ｒのキューバ戦、準決勝の米国戦に先発し、３試合で計１４回１／３を投げ、防御率３・１４。特に米国戦ではイエリチ（ブルワーズ）、アレナド（現カージナルス）らが並ぶ強力打線を６回３安打１失点（自責０）に封じ、試合には敗れたが、その名を世界に知らしめた。

　ＡＰ通信によると、１年契約の菅野は年俸１３００万ドル（約２０億円）以外にもオールスター選出で５万ドル（約７７０万円）、サイ・ヤング賞受賞で１０万ドル（約１５４０万円）、同投票２位で７万５０００ドル（約１１６０万円）、同３位で５万ドル、ゴールドグラブ賞で５万ドル、ワールドシリーズＭＶＰで１０万ドル、リーグ優勝決定シリーズＭＶＰで５万ドルのボーナスを得ることができるという。契約満了後はＦＡとなる。メジャーの強打者たちを再びねじ伏せる姿に期待がかかる。