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世界戦延期の井上尚弥  スパー相手に元全米アマ王者ジャフェスリー・ラミドが再来日決定

スポーツ報知 / 2024年12月18日 16時51分

井上尚弥

◆プロボクシング ▽WBA、WBC、IBF、WBO世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)統一戦12回戦 統一王者・井上尚弥―サム・グッドマン(2025年1月24日、東京・有明アリーナ)

 世界4団体スーパーバンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)のスパーリングパートナーとして、元全米アマ王者のジャフェスリー・ラミド(米国)が30日から再び来日することになった。18日、大橋ジムの大橋秀行会長が明らかにしたもの。挑戦者のIBF&WBO世界1位サム・グッドマン(オーストラリア)が来日直前練習で左目上を裂傷。4針縫うケガを負ったため、クリスマスイブ決戦が来年1月24日に延期となったが、尚弥は練習を緩めることなく、新たな日程に向けて意欲的だという。「延期が決まってからも、(日本フェザー級王者の)松本圭佑(大橋)相手にスパーリングをやったし、30日からはラミドがまた来てくれる」と期待を寄せた。ラミドは世界3階級制覇王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)やWBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M・T)らのスパー相手をつとめてきた選手で、尚弥には何度も指名されてグラブを合わせてきた。今回も、メキシコ人パートナーらとともに来日して今月初旬まで相手を務めてきた。

 仮想グッドマンとしても尚弥にとっては欠かせないパートナーが、今回、快く相手を務めてくれるのは尚弥にとって朗報だ。尚弥の練習相手には大橋ジムと契約したパリ五輪代表の原田周大(専大)らもつとめるという。

 延期が決まった際にはSNSでグッドマンに「お互い最高の状態で闘おう」とエールを送った尚弥。さらに「ここから更に準備期間を一カ月もくれるのは自分にとってはプラスでしかないと思う。最高の準備をして最高の試合をお見せします」と前向きなメッセージを出したことに、大橋会長も「見方によって絶望の色も希望の色に見えるということを改めて尚弥を見て感じた」という。延期に際しては、代役の選手をたてることも考えて交渉したが、相手選手本人は了承もチームが首を縦に振らなかったという。結局、グッドマン戦を延期することで決まったが、大橋会長はグッドマンの負傷を知ってから「奇跡的に、わずか3時間半」で会場の予約などクリアできたという。「これからは尚弥の試合では、こういう時のためにリザーブ選手に準備してもらうことにしたい」と話していた。

 戦績は31歳の井上が28戦全勝(25KO)、26歳のグッドマンが19戦全勝(8KO)。

 試合はLeminoで無料生配信される。

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