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なでしこジャパン史上初の外国人監督「世界のトップに返り咲くことを目指す」…デンマーク出身53歳ニールセン氏就任

スポーツ報知 / 2024年12月19日 6時50分

会見を終えポーズをとるニールセン監督(左は宮本恒靖会長、右は佐々木則夫女子委員長)

 なでしこジャパンの新監督に就任したデンマーク出身のニルス・ニールセン氏(53)が18日、都内で会見に臨み、世界一奪還を目標に掲げた。女子日本代表史上初の外国人監督となった同氏は、10年代以降のなでしこの活躍を見て「日本を率いるのが夢だった」と明かし「日本が世界のトップの座に返り咲くことを目指す」と11年ドイツW杯以来となる頂点を目指す考えを明かした。

 W杯と五輪で8強の壁に阻まれているが、「相手がゲームを支配する前に、こちらが支配する必要がある」と攻守で主導権を握るスタイルの確立を目指す。また、選考について技術面や実績だけでなく「人としてどうかを重要視する」とポイントを挙げた。「ぜひ成功してほしいと思える、人間味のある素晴らしい方」と、協会の佐々木則夫女子委員長。初陣は2月のシービリーブス杯(米国)。なでしこに新たな風を吹かせる。(浅岡 諒祐)

 ◆ニルス・ニールセン(Nils Nielsen) 1971年11月3日、デンマーク自治領グリーンランド島出身。53歳。背中の負傷により20歳で選手を断念し、93年から2012年まで母国クラブやデンマーク代表の育成年代監督を歴任。13年から同国女子代表の監督を務め、17年に欧州選手権で準優勝。18~22年まではスイス女子代表の監督。23~24年までは、マンチェスターCの女子テクニカルダイレクターを務めた。

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