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札幌市出身の高橋秀太「勝っても、負けてもKOで」…21日・プロボクシング全日本新人王決勝戦スーパーフライ級5回戦

スポーツ報知 / 2024年12月19日 6時30分

全日本新人王決勝戦へ練習にも熱が入る高橋(カメラ・甲斐 毅彦)

 プロボクシング全日本新人王決勝戦(21日、東京・後楽園ホール)のスーパーフライ級(52・1キロ以下)5回戦で、札幌市出身の東日本新人王・高橋秀太(23)=角海老宝石=が、中日本新人王で西軍MVPの村田碧(20)=松田=と対戦する。勝てば日本ランキング入りし、世界王座挑戦の可能性へとつながる大一番だ。

 「勝っても、負けてもKOで終わりたい」。プロ10戦目となるボクサー人生最初のヤマ場で、高橋は完全燃焼すると決めている。ここまで9戦6勝(4KO)2敗1分け。11月3日の東日本新人王決勝では、同じ角海老所属の大橋昌彦との同門対決を制したが、判定勝利に、自分を褒められなかった。

 札幌新陽高1年の秋に総合格闘技のジムに入門。キック、投げ技、寝技もあったが、ひかれたのは、両拳だけで決着をつけるボクシングだった。進路を決定づけたのは高校卒業前に読んだ「真相 マイク・タイソン自伝」だ。世界最年少ヘビー級王者を育てた名トレーナー、カス・ダマトとの物語に引き込まれて東京へ。寮生活で練習に集中できる角海老を選んだ。自身もタイソン同様、インファイトを好むファイターだ。

 対戦する村田は、足を使うアウトボクサー。6戦全勝(4KO)無敗の強敵だ。「うまくて、自分のボクシングをしっかり持っているイメージ。距離を潰して、相手に合わせないで自分のリズムで行ければ。流れの中で当たれば効くかな、という自信はある」と倒すシーンを思い描いている。

 全日本新人王を経て世界王者になった道出身者では豊浦町出身の内藤大助(WBC世界フライ級)の例がある。だが、地元の友人たちには「トーナメントに出ていることも誰にも話していないです」。ひたむきな道産子ボクサーが、静かに快挙を成し遂げる。

(甲斐 毅彦)

 ◆高橋 秀太(たかはし・しゅうた)2001年6月28日、札幌市生まれ。23歳。札幌新陽高1年の秋からボクシングを始める。19年10月に上京し、角海老宝石ジムに入門。21年10月プロデビュー。通算成績は6勝(4KO)2敗1分け。身長169センチ。右ボクサーファイター。

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