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渡辺恒雄氏が死去 98歳 3月の「燦燦会」では壇上で阿部巨人を激励 日本一願うメッセージ

スポーツ報知 / 2024年12月19日 10時45分

渡辺恒雄氏(読売新聞社提供)

 読売新聞グループ本社代表取締役主筆の渡辺恒雄氏が19日未明、死去した。98歳だった。読売新聞によると肺炎のため午前2時に都内の病院で亡くなった。

 渡辺氏は1926年5月30日生まれ。東大文学部卒業後、50年に読売新聞社入社。政治部、ワシントン支局長、編集局次長兼政治部長、常務、専務、代表取締役副社長・主筆などを経て91年5月から代表取締役社長・主筆となり、96年12月からはプロ野球読売巨人軍のオーナーに就任。04年まで計8年間務めた。

 98年には当時の球団本部で、自ら前立腺(せん)がんであることを告白し、がんの摘出手術を受けると明かした。当時71歳。「社会的な立場からも自分の病気を隠す立場ではない。元気だ、元気だ、と言われて気が付いたら死んでいた、というケースだってある。私は来週に都内の病院で前立腺がんの手術を受ける」とコメントし、その後も元気な姿を見せていた。

 02年の組織再編により、読売新聞グループ本社代表取締役社長・主筆に。04年1月から同取締役会長・主筆、99年から03年まで日本新聞協会会長、01年から03年までは横綱審議委員会委員長も務めた。

 球界で存在感を発揮しながら歴代の総理大臣など多くの政治家と深い関係を築き、読売新聞トップとして販売部数1000万部を達成して世界を驚かせた。日本の新聞業界、メディアの第一線に立ち続けた。

 近年も読売新聞の主筆として定期的に出社して仕事に臨み、巨人の試合結果を常に気にしていたという。今年3月のシーズン開幕前に都内のホテルで行われた巨人を応援する財界人の集い「第32回 燦燦(さんさん)会総会」に出席。冒頭で車いすに座って登壇し、「この2、3年どうも巨人軍の調子が悪くて成績の方も少し残念なところはありますが、今年こそはひとつ頑張って優勝し、日本一に向けて頑張っていただきたい」とあいさつして阿部監督、首脳陣、選手らにも激励の言葉をおくっていた。

 巨人は今季4年ぶりリーグ優勝。10月11日に都内で行われた「2024 読売巨人軍セ・リーグ優勝祝勝会」は欠席し、巨人の山口寿一オーナー(67)が、メッセージを代読。「今日は会場の皆さんと一緒に喜び合いたかったが、体調が整わず、残念ですが欠席します。巨人軍日本一の祝賀会で皆さまにお会いできますよう、監督選手諸君、もうひと頑張りよろしくお願いします」などと代読した。その後、山口オーナーは「先週、ちょっと微熱が出た。もう治ったんだけども、今日は大事をとって欠席すると。日本一になってもう一度、祝賀会をできれば出てくると思います」と説明していた。

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