八代亜紀さんの銅像、菩提寺で一周忌にあわせてお披露目

八代亜紀さんの銅像除幕式を行った（左から）服部真二氏、深谷隆司元衆院議員と悠木圭子氏

　昨年１２月３０日に急速進行性間質性肺炎のため死去した歌手・八代亜紀さん（享年７３）の銅像除幕式が１９日、東京・品川区の安養院　ひかり陵苑・ひかりの園で行われた。

　同所は八代さんと両親の菩提（ぼだい）寺。八代さんの生前の意向を果たすべく、所属事務所らがモニュメント制作に乗り出し、八代さんの一周忌にあわせて銅像をお披露目した。３０センチの台座の上には、八代さんと等身大の１６０センチの銅像が歌唱姿で表現されている。銅像の横には、「遠まわりでも　つまずきながらでも　ひとすじに生きる　それがすばらしき人生」と刻まれた石碑が神奈川・箱根のアトリエから移設された。

　今回のセレモニーには約１１０人が参加した。八代さんの遺作「想い出通り」（２３年）の作詞を担当し、銅像制作の発起人の１人である悠木圭子氏は「本当にすばらしく、うれしい。でも、私は亜紀ちゃんがいなくなった感じがいまだにしない。ここにいるように思う。『先生大丈夫？』と元気つけてくれそうで。亜紀ちゃん、ありがとうね。立派な銅像ができてよかったね。喜んでると思います」と話した。