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「非常に真面目。裏がない。だから、みんなが信頼していた」田原総一朗氏、親交深い渡辺恒雄氏を悼む

スポーツ報知 / 2024年12月20日 6時0分

田原総一朗氏

 読売新聞グループ本社代表取締役主筆の渡辺恒雄氏が19日午前2時、肺炎のため、都内の病院で死去した。98歳だった。

 渡辺恒雄氏と親交が深く、時に政治について激論を交わしたというジャーナリストの田原総一朗氏(90)が19日、スポーツ報知の取材に「非常に残念無念。非常にさみしい思いです」と気持ちを明かした。

 7、8年前まで定期的に会っていたという田原氏は同じ時代に生きた渡辺氏の人柄について、「非常に真面目。言ってることとやってることが違う人が多い日本の政治家と違って、言ってることとやってることに違いが全くなく、裏がない。だから、みんなが渡辺さんを信頼していたんです」と振り返った。

 以前は年に一度、一緒に野球観戦をしていたが、野球を見ながらも、話題はもっぱら政治だったという。「渡辺さんは戦争経験者で『絶対に戦争をしちゃいけない』とずっと言っていて、その点では考えが一致していた。渡辺さんは戦争反対を貫くためには日米同盟を対等にしなくてはいけない、という主張をしていて、僕も賛成していました」

 一方、意見の相違もあり、「渡辺さんは、アメリカと対等な同盟にするためには日本の軍事力を強化するべきだという意見を持っていて。特に最近では安倍晋三元首相は渡辺さんに非常に賛成して親密だったと思う。そのあたりで僕とは意見の違いが出て、数年前から会わなくなってしまった。またいつか会えるだろうと思っていたんだけど…」と寂しがった。

 そして「渡辺さんが亡くなったことで、今の日本の政界が大きく変わることはないと思います。なぜなら、もうすでに日本の総理や自民党の幹部の多くは渡辺さんの抱いていた意見に賛成していますから」と独特の表現で渡辺氏の影響力の大きさに触れ、悼んだ。

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