【高校サッカー】静学、３度目頂点へ…ＤＦ今田桜雅（３年）は肉体改造した左利きサイドバック…全国選手権２８日開幕

チャージを受けながら前線へパスを放つ静学・今田（右）

　今田は対人の強さに自信を持つ左利きのサイドバック（ＳＢ）。中学時代から守備は得意だったが、「静学に来て毎日うまいサイドハーフと対戦したことで伸びました」。県選手権で左ＳＢのレギュラーを務めた土田拓（３年）は攻撃力が持ち味だが、対照的な特長で勝負する。

　そんな今田が毎日欠かさないのが筋トレだ。練習後に仲間を誘って、腕立て伏せなどに汗を流す。２年時に「フィジカルが弱い」とコーチから指摘され、肉体改造に取り組んでいるうちに火がついた。入学時に６０キロだった体重は現在７５キロ。頑丈な体で、相手ＦＷの突破を跳ね返す。

　先月末に鵜沢浬（かいり、３年）がＢチームから昇格。ポジション争いがさらに激しくなっているが、「それも楽しい」と歓迎する。仲間たちと切磋琢磨（せっさたくま）しながら、全国の舞台に向けて準備する。（里見　祐司）

　◆今田　桜雅（こんた・おうが）２００６年４月２７日、神奈川県生まれ。１８歳。サッカーは５歳から。前所属は東急レイエスＦＣ。１７７センチ、７５キロ。血液型Ｂ。家族は両親、姉２人と弟。