佐藤駿「実力不足。正直跳べると思っていた」 ４回転ルッツで転倒し８１・９０点

ショートプログラムの演技をみせる佐藤駿（カメラ・岩田　大補）

◆フィギュアスケート　▽世界選手権代表選考会　全日本選手権　第１日（２０日、大阪・東和薬品ラクタブドーム）

　男子ショートプログラム（ＳＰ）が行われ、ＧＰファイナル３位で昨年大会５位の佐藤駿（エームサービス・明大）は８１・９０点だった。

　演目は「ラヴェンダーの咲く庭で」。冒頭の４回転ルッツで転倒したが、続く４回転―３回転の連続トウループは成功、最後のトリプルアクセル（３回転半ジャンプ）も決めた。

　ルッツでのミスについて「実力不足。正直跳べると思っていた」と悔しがった。「（今季はたくさん経験して来たが）この試合は別の試合。独特の緊張があって難しいな、と思った。フリーは何も守るとかはない。失敗してもいいくらいの気持ちで」と語り、２１日のフリーでの巻き返しを誓った。